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家にある「思い」を汲むこと
2021-12-14
Y’sコーポレーション合同会社 代表社員 安齋 陽一 様
Y’sコーポレーション合同会社
代表社員 安齋 陽一 様
イエウリ登録日|2020年12月
東京都大田区に店舗を構えるY’sコーポレーション。先日、登録後初めて契約に至ったことをきっかけに本インタビューを実施しました。営業マンとして大切にしていること、売主様とお会いする際に大切にしていることについてお話いただきました。
2020年12月にイエウリに登録いただき、先日、初めてご契約していただきました!
ありがとうございました。 正直に話すと、イエウリに本気で取り組みだしたのはここ1~2ヵ月くらいからなんですよ。 もともと仲介をメインに動いていたわけですが、専任で預かっていた物件が売れたことと、銀行の評価がつき融資を引っ張りやすくなったことが重なり、いよいよ買取に本腰入れて取り組もうかなというタイミングが重なった時期でした。 イエウリさんからの案件でそのスタートダッシュを切れたことも何かのご縁かもしれませんね。
言うなれば環境が整ったタイミングということだと思いますが、会社と市況のニーズがマッチしているということも言えるでしょうか?
仰る通りで、弊社は物件を買いたい、銀行は融資を出したいというニーズが現在嚙み合っています。 銀行から満足いく融資を引っ張ることができない場合、自己資本を投下する比率が高いため、売れ残った時のリスクなどを考えると、買取に取り組むことには恐怖がありました。 しかし、仲介物件が売れたことで銀行から一定の評価を得られるようになりました。 そこから満足いく融資を望めたことで、買取に本気で取り組めるようになったというイメージですね。 現在は銀行も積極的に融資を出したいと考えています。 そして、私のように不動産会社は物件が欲しいと常に思っています。 あとは物件があれば、という状況なので、イエウリさんから頂く案件には積極的に金額を提示するようになりました。
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今後、案件を増やしていくことで大事になってくるのはどんなことでしょうか?
買取の物件が出てくる、出てこないは地域にもよります。 分かりやすい話をすると、渋谷の一等地のマンションは仲介で売れる可能性が高い物件のため、買取向きではないと思います。 一方で、大田区のあるエリアではふとした時に買取案件が出てきやすいエリアです。 その案件を獲得するために、地元の仲介業者さんや不動産管理会社さん、地主さんとコミュニケーションを取ることも大切ですが、そこに依存をしすぎてしまうと、そのコミュニティから物件が出てこなかった場合は比例して案件が減ることになります。 ポートフォリオを分散すると、地元(仲介、地主)だけじゃなく、イエウリさんのようなポータルを活用することも必要な世の中になってきています。
他の査定サービスを使われているとのお話を伺っておりましたが、イエウリと他社さんの大きく違う点はどんなところでしょうか?
一括査定サイトではいきなり売主様とファーストコンタクトを取ることができるので、時間をかけてコミュニケーションを取り、信頼を積み重ねて、媒介を預かるということができます。 一方、イエウリは、言うなれば「一発勝負」です。 買取でも仲介でも、売主様に会う前に机上査定をしており、そこから売主様が選んだ会社が複数社マッチングするわけですよね。 売主様の立場からすると、不動産会社に会う目的は「どの会社にしようかな」という観点が主になるはずです。 複数社が競合する中で、面談時間を例えば30分とした場合、その短時間の中でいかにインパクトを与えて、こちらに顔を向けてもらえるかを考えています。 そうでないと、複数社の価格がみんな同じになった際に、選んでもらえない可能性があります。 一括りに査定サービスとはいっても、売主様への対応を少し変えないといけませんが、そこは営業マンとしての腕の見せどころかなと思っています。 そこは楽しめているのでかなり面白いですよ。
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安齋さんが、売主様とお会いする時にどんなことに気を配っていますか?
まずは売主様を「観察する」ことを大切にしています。 イエウリさんが売主様への初回ヒアリングの時点で、売却の背景を聞いていただいていますが、お会いした際には更に深堀をする必要があります。 例えば、家の中の雰囲気。 家の中にはどんな形跡があって、売主様はどんな人なのか、どんなキラーワードに反応をするのかを探りながら、少しずつ近づき、心をオープンにしていただき、売主様をグリップしていくイメージです。
営業マンでもあり、売主様との関係を重視されていらっしゃるんですね。
売主様のタイプにもよりますが、金額を重視するタイプの方であれば、信頼関係よりも金額での勝負になりますよね。 ですが、私が大事にしているのは、不動産売買といえど、その家には必ず「思い」があるということです。 少し話しは逸れますが、過去に車を売ることになった時に複数社に見積りに来てもらい、「この人に売りたいな」という営業マンの方に売却をお願いしたことがあります。 不動産売買でも同じように、金額、契約内容だけではなく、その思いを汲みとることを非常に大切にしています。 高額な取り引きを任せてもらえる人間にふさわしい人間像を求めたところが、売主様を「観察する」という所にたどり着きました。 価格とか、信頼関係とか飛び越えて、結局のところは「人と人」なのかなとも考えています。
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今後イエウリに求めるポイントは何かありますか?
例えばですが、イエウリさんが売主様からのお問合せで、うちみたいな小さい会社を選択する際に、「免許番号が1番だし、大丈夫な会社ですか?」と聞かれることってありませんか?
過去に何件かありましたね。
少し不動産業界の知識がある方からすれば、免許番号1番というのは、開業してから5年未満であるとわかるので、その心配をするのは自然なことかなと思います。 しかし私も多分に漏れず、独立開業をする会社は、不動産業界で経験を積んだ方々ばかりです。 免許番号だけで判断をされるのではなく、知識、経験などの定性部分の評価というか、その観点を売主様にPRできるものがあれば、我々のような中小の会社であっても活躍できる場が広がると思います。 逆も然りです。 イエウリさんは、参画への門戸が広い分、色んな会社が参画されていると思います。 実際に、ある会社の行動で、イエウリさんと、我々他の不動産会社にも迷惑を被ったという話しも聞いたことがあります。 やはり、成果報酬型という魅力的なサービスを継続してもらうためには、イエウリさんと持ちつ持たれつの関係をいかに良好にしていくのかが大切だと考えています。 定性面でそういう評価制度のようなものがあれば、ネガティブな行動には釘をさせるうえ、売主様が会社を選択する際の重要な検討材料になる予感がします。 サービスを作る側と利用する側の関係ですが、私は、イエウリにさんいはいいサービスを作り上げてもらいたいという思いもあります。 これからもユーザー側の声を発信していきますので、それを吸い上げてもらって、いいものを作っていく材料にしてほしいです。 無料で使わせてもらっている以上、その意見を提供するのは当たり前のことなのかなとも感じます。 これからもいいお付き合いをさせていただければと思いますね。

インターネットが普及している昨今ですが、 イエウリでは「デジアナ混在」を目指しています。 デジタルだけで、アナログだけでサービスをカバーするのではなく、 お互いを補う関係です。 一見すれば、イエウリはインターネットで家が売れるサービスですが、 安齋さんのように、「思い」を汲み上げることは デジタルの力ではまだまだ難しいところがあります。 イエウリでは面談や内見等、アナログ面を大切にしている会社様が 活躍されていると感じています。

場所
Y’sコーポレーション合同会社
東京都大田区萩中3-29-12
聞き手
CS 佐々木大輔
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