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不動産売却の本来の姿とは
2021-12-17
株式会社マトリックストラスト 主任 中村 貴志 様(宅地建物取引士・相続診断士・古民家鑑定士)
株式会社マトリックストラスト
主任 中村 貴志 様(宅地建物取引士・相続診断士・古民家鑑定士)
イエウリ登録日|2021年2月
不動産相続の相談窓口に加盟されているマトリックストラスト様。今回お話いただいた中村さんは、不動産相続セミナーの講師としてもご活躍されています。中村さんにイエウリの魅力についてお話いただきました。
中村さんはイエウリの物件にいつも積極的に査定を提示してくれていますね。
無料で物件情報をいただけているので、お金ではなく時間を投資している感覚です。 いただいた物件情報で、少しでも案件化できそうだなと思ったらとにかく査定をするようにしています。
いつもありがとうございます。ちなみに査定にかける時間はいつもどれくらいですか?
締切日ギリギリまでたっぷり時間を使うので、数日かかることもあります。 イエウリさんが売主様に行うヒアリングの内容から、売主様の売却確度を把握できるので、そこで熱量の注ぎ具合を決めています。 案件をいただきましたら、まずは、Google マップで物件の外観や位置関係を確認し、 その不動産のある役所の HP 等から道路をはじめインフラ、都市計画関係を調べます。 そして、不動産は現在空き家なのか、周辺の人口動態、隣接する不動産は管理がしっかりされているのか、周辺の売り出し物件の数など、ご依頼物件の査定だけでなく、 他の不動産の流通動向や街全体の状況をしっかり調べます。 また弊社は、全国展開している【不動産相続の相談窓口】に加盟しており、 空き家、 遠方の実家、管理不届き物件等の相続を原因とする不動産の買取・仲介を得意としていますので、案件が相続関連であればお客様と密に連携ができると思います。 例えば、その不動産の相続登記は終了しているのか、登記未了なら法定相続人の数を把握し、財産の把握と遺産分割協議に向けた取りつぎ、遺言書の有無などヒアリングさせていただき、必要に応じて専門士業と問題解決に取り組みますから、 お客様にとってもワンストップで手続きできますので、大変喜ばれています。 また、売却時や売却後のサポートも大切だと考えており、 相続空き家の特別控除の利用条件、空き家におけるリスクのご案内や、 今後の相続対策として遺言・家族信託・相続時精算課税制度などの各種制度の説明も行っております。
マトリックストラストは「自社内にセミナー会場」を併設している。
マトリックストラストは「自社内にセミナー会場」を併設している。
なるほど、イエウリをきっかけとして長い付き合いができそうですね。 これまで、すでに 200 件以上の査定をしていただいていますが、 感覚的には打率はいい方だと感じますか?
おかげさまでとても満足しております。 交渉権の獲得を得る段階である程度信用いただけるレベルまで来ていると思っています。 イエウリさんが初回に窓口になっていただいていることで、どのような案件なのかや、 売却の相談に至った背景が初期段階でわかっているからこそ、 弊社の得意とする コンサルティング業務を兼ねた対応へスムーズに移行できているのだと思います。
そこがイエウリの魅力であると感じていただいているポイントですね。
おっしゃる通りです。 ありがたいことに弊社はイエウリさんから、 「イエウリ優良パートナー店」に 認定していただけているのも大きなアドバンテージ になっています。
それは嬉しいお言葉です。少し深堀をして、どのような点でそう感じていらっしゃいますか?
今の不動産売却査定サイトは、気軽に登録出来るじゃないですか? イエウリさんもそうですが「登録はたったの60秒!」のように、その気軽さが主流になっています。 その気軽に登録出来るがゆえに、情報量が浅い案件が多くなり 不動産営業マンが疲弊してしまうだけという状況があります。 つまり、真剣な売主様が多いです イエウリさんなら、売主様はヒアリングを通じて自身の不動産と その知識をありったけ伝えてくれますから、 売主様自身もレベルアップをした状態で不動産を売却する ことができます。 不動産会社に急かされて売るのではなく、売主様が納得した売却を実現出来るサイト。 それが不動産売却サイトの「本来あるべき姿」だと思いますよ。
真剣な眼差しで受講されるお客様と講義する中村さん。
真剣な眼差しで受講されるお客様と講義する中村さん。
司法書士・税理士・行政書士・土地家屋調査士・一級建築士などの各士業とのコラボ セミナーを開催すると満室になることもあり、嬉しい悲鳴。
我々が考える本来の姿を共感してもらえているんですね。
不動産営業マンは、自分の成績や給料のこと、会社のノルマがあったりで、 色んな制約がある中で仕事をしていますから、 お客様本位ということを忘れがちになりますね。 イエウリさんがもっと台頭されれば、 一般的な不動産業界のイメージも少し変わるのではないでしょうか。
もちろん、引き続き精進していきます。今後の不動産業界についてはどのようにお考えになられていますか?
日本は少子高齢化ですよね。そうなればおのずと不動産が余ってきます。 不動産業界がやっていかなければならないこととしては、 すでに社会問題になっている空き家・所有者不明土地の対策と解決が急務だと思いますよ。 所有者不明土地とは、相続登記が未了によって相続人がだれなのかすぐにはわからない状態になっている不動産のことですが、 「すぐには売らないから、登記をそのままにしているケース」からはじまって、 代を重ねるごとに相続人が増えてしまい、1つの不動産にもかかわらず所有者が 複数になってしまうことで、全員の意思確認が困難になってしまい、 結果としてその不動産が放置されてしまうのです。 そうなれば大変ですよね、 その不動産が荒れて、他方に迷惑をかける「不良不動産化」してしまいますからね。 実は、「不良不動産・負動産」とも言われる、 空き家・空き地は街の価値を下げていきます。 例えば、分譲地ですが、自分の家の中だけきれいにしていても、 自分の土地だけ植栽を剪定していても、 お隣の家または後ろの家が放置された空き家だったり、 草が伸び放題の空き地だったりすれば、第三者から見たら、 そんな街にある家はほしくないですよね。 そしてそれがドンドン増えていけば大問題になります。 街全体のイメージが下がりますから、 不動産業者の仕事も成り立たなくなりますから。 ほかの業界と同じく不動産業界も再編と改革を通じた「大淘汰」の時代に突入したと感じます。 幸い弊社は、不動産相続の相談窓口の加盟をはじめ、 社員ひとりひとりの意識改革も 進んでいると感じています。 弊社スタッフの取得資格は宅建はもちろん、空き家相談士・古民家鑑定士・相続診断士といった時代の要請に応えるためにシフトしています。 相続不動産の増加に伴い、専門士業との連携も欠かせなくなりましたから、 司法書士・弁護士・税理士・行政書士の先生からの不動産相談も増えています。 イエウリさんに負けないように弊社も精進して、進化していきたいですね!

高額な売買だからこそ、「納得して進める」ことは重要なターニングポイントになります。 営業マン本位ではなく、売主様が納得して話しを進めることが、 最後に「思い出」として残る不動産売買となるのではないでしょうか。 不動産売却の本来の世界観を改めて実感したインタビューとなりました。

場所
株式会社マトリックストラスト
東京都八王子市高倉町47-1
聞き手
CS 佐々木大輔
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