東証プライム | 株式会社エニグモグループ企業
  1. ホーム
  2. 成功事例
  3. 買取が最善の選択肢として提供できる場所
買取が最善の選択肢として提供できる場所
2021-03-11
株式会社アイホーム(ヤマダ不動産神戸本店) 代表取締役 告野 亘 様
株式会社アイホーム(ヤマダ不動産神戸本店)
代表取締役 告野 亘 様
イエウリ登録日|2019年4月
告野様は注文建築の会社に約20年在籍し、2017年にアイホームを設立。現在約10名で運営をしている。イエウリのサービスを交えて、【買取】という概念についてをお話いただきました。
実際にイエウリを通してマンション1件の買取が成約となっています。実際にイエウリを使ってみていかがですか?
ページが見やすく、操作が非常にシンプルで簡単ですね。査定に関与できる時間が限られている中で、ある程度欲しい情報が1つのページに集約されているので簡潔に査定をできる環境にあると思います。
また、査定依頼を受けてから、我々不動産会社が売主さんにファーストアプローチをするわけではないので、そこがかなり気楽であると感じています。
簡単かつわかりやすくすることで査定を気軽に環境を整えているので、そこを感じていただけて冥利につきます。他社さんのサービスと比べてみてどうでしょうか?
現在、一括査定サイトさんを1社使っていますが、一括査定の場合は、査定依頼先が買取会社と仲介会社が一緒くたになっています。そのため私たちのような買取会社からすると、買取会社の査定額より仲介会社さんが提示する査定額の方が高いため、買取の案件としてテーブルに乗せることが難しくなってしまいます。
また査定依頼を受けた仲介会社さん経由で色んな買取会社に声がかかるため、買取会社間で金額がつり上がるため、買取の案件として成り立たないケースがほとんどです。
比べて、イエウリさんの場合は買取なら買取、仲介なら仲介で査定の入口が分かれているため、この案件は買取で打診を受けている、と分かるため、不動産会社側からするとそこは非常に嬉しいですね。また、売主さんから直接買取をできる環境にあるため、そこが魅力です。
株式会社アイホーム(ヤマダ不動産神戸本店) 代表取締役 告野 亘 様
イエウリでも実際にあるケースですが、仲介の金額と買取の金額は大きく乖離してしまうため、売主さんに【買取】を理解してもらうことは中々難しいと思います。私たちもその点について常に試行錯誤していますが、御社の中で何か工夫されていることはありますか?
私たちもそこについては苦労が絶えません。【買取】というものを一発で理解してもらう魔法の言葉は無いと思っていて、売主さんに対してこんこんと説明をしていく正攻法しかないかなと思っています。
売主さんの性格も不動産同様に多用なため、全員にあてはまる方法というものはないですよね。例えば、仲介と買取のメリット・デメリットを説明したとしても、金額でしか見ていない人は仲介を選択するでしょうし、話を聞いて真剣に考えてくれる人は買取を候補に入れてくれるでしょうし、こればかりは実際に売主さんと話してみないことには見えない部分だと思います。
なるほどですね。そうすると机上で仲介にするか買取にするかを悩むよりもまずは不動産会社さんと一度お話をしてみることが最善の選択肢になりそうですね。
その通りだと思います。手前みそではありますが、長年の経験と勘があるいわばプロの人間なので、まずは話を聞いた上で判断をしてほしいなとは思っています。しかし、不動産は金額の高い売買なので売主さんも慎重にならざるを得ないことも理解しています。だからこそ、ネットの情報やメールでは伝わらない部分もたくさんあるのでまずはプロの話に耳を傾けてみることがいいのではないかと思っています。
我々イエウリも、売主さんと不動産会社さんをただお繋ぎするだけでなく、買取という概念をできるだけ落とし込んだうえで、お繋ぎしたいと考えています。何か改善やご意見があればお願い致します。
過去にイエウリさんでも事例がありましたが、買取金額を見て、折り合いがつかないため仲介に出した、でも売れなかったから再度買取を打診するケース。私たち不動産会社は当たり前のように、一度市場に出したら同じ金額を出すことはできませんよ、と話しますが、個人の売主さんには中々理解をしてもらえません。
これは仲介の実例ですが、あるマンションの売り相場は2,800万でした。指値が入ることを考慮して3,000万で市場に出し、すぐに2,900万で購入したいという買主さんが現れましたが、市場に出したばかりだし、もう少し様子を見たいため100万の指値を受けたくないとのことでその購入者をお断りした結果、結局売却には1年半かかり最終的に2,500万で手放すこととなりました。
ここからの学びは、指値があったとしても、結果的には一番最初の買主さんに売却をしていれば一番よかったということです。
不動産の売り物件は水物であるように、どんどんと新しい物件が市場に出てきます。その分、金額も含めて比較検討されてしまう物件が増えてくるため、先に出している物件に買主が付きづらくなってしまいます。
話は戻り、買取の場合も同じです。一度市場に出してしまった場合、最初の買取額はもう出せなくなってしまうため、後になって後悔する売主さんをたくさん見てきました。そのため、解決する方法は、一番最初に見てくれた買主さんに売却をすることが一番いい売却になりますよ、と伝えることかもしれませんね。
悩めば悩むほど、後になれば後になるほど手離れが悪くなってしまいますので、不動産の購入と売却は「タイミング」と「縁」である所以かもしれませんね。
株式会社アイホーム(ヤマダ不動産神戸本店) 代表取締役 告野 亘 様
その点、イエウリの場合、買取と仲介の入口が分かれているため、買取の入口から来る売主さんの中には「買取しか考えていない」という売主さんもいらっしゃるので、話がスムーズに進む可能性も秘めていますね。
そうですね、先述のようにそこがイエウリさんの魅力だと思っています。あとはこの【買取】についてを売主さんに事前に理解してもらえる、落とし込める環境が整えば、私たち不動産会社は更に使いやすいサービスになると感じています。
貴重なお話をありがとうございました。ぜひ参考にし、今後の改善点として加えさせていただきたいと思います。
ありがとうございます。ぜひ、今後ともたくさん情報をお待ちしています。

買取という言葉にはネガティブなイメージが紐づけられています。さらに、個人の売主様と不動産会社様の間には不透明かつ仕組みが多重構造になっており、多くのギャップが存在します。

その結果、記事中の例にもありましたが、金額が低いため仲介に出すことにした、でも売れないからもう一度買取を検討したい、となると、あの時買取で売却すればよかった、と後悔を生む結果となってしまいます。

不動産会社様のみならず、売主様にとっても最善の選択として考えていただけるようなサービスであることを考えさせていただけるお話となりました。

場所
株式会社アイホーム(ヤマダ不動産神戸本店)
兵庫県神戸市東灘区住吉東町二丁目3番20号
フォルザ住吉M-13
聞き手
CS 佐々木大輔
無料で売物件情報が届く