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DX推進による影響力とこれからの信頼
2023-04-24
RER Agency株式会社 代表取締役 三瓶 晃幹様 | 執行役員 中村 悠耶様
RER Agency株式会社
代表取締役 三瓶 晃幹様
執行役員 中村 悠耶様
イエウリ登録日|2020年12月
近年、ニュースやビジネス書でも目につくことが増えた「DX(デジタルトランスフォーメーション)」。
DXとは、デジタル技術を社会に浸透させることで、人々の生活をより良いものへ変革することです。
RER Agency様は積極的にDX推進に取り組んでおり、その影響と不動産売買における信頼についてを今回お聞きすることができました。
2020年にご登録をいただいてからイエウリを積極的に活用いただきありがとうございます。実際にイエウリを使用してみていかがでしょうか。
三瓶様:他の一括査定サイトはあまり使ってこなかったのですが、初めて御社からFAXでご案内を頂いた時に、反響課金型ではなく、売買契約が決まった時に手数料をお支払いするシステムでだと分かり、非常に関心をもちました。 砕けた言い方をすれば、反響を受け取ることに料金が発生しない分、査定をしたい物件が届いたら査定をすることができる。これは業界的にも新しい取り組みだと思いました。
実際に御社には何件も査定をしていただいていますが、案件の質という観点ではいかがでしょうか。
中村様:運営さんの方で事前にヒアリングに時間をかけていただいている分、この売主様はどうして売却をしたいのか、建物はどんな状況なのかをリアルに理解できています。机上査定とはいえかなり情報の質がいいものが届いているという印象です。 不動産売買におけるヒアリングは、ただ売主様に定型の質問をしても、現場での経験がないと、こちらが欲しい回答を引き出すことができないと思っています。 運営さんが不動産仲介の経験者であると聞いて情報の質が高い理由に納得しました。 不動産会社側としては、良い情報を提供いただいていると感じていますよ。
ありがとうございます。御社はよく査定時にAIのデータを用いていると拝見しています。そのあたりの取り組みについて少しお聞きできますか?
三瓶様:弊社は人数が少ない分、査定含めて効率よく業務を進めていく必要があります。 そのきっかけとなったのがAI査定でした。 AIのデータは、あるシステムに物件所在地などの情報を入力すると、大体いくらくらいと金額が算出される仕様になっています。 とはいえそれだけでは金額が大幅にずれていたりもしますし、「不動産会社が査定をしました」と自信をもって言えないので、最後は自分の目でも周辺事例の相場を確認して査定をしています。 小さい企業であるがゆえに、人材採用にそこまでコストをかけることもできません。 しかしAIであればシステムの導入をするだけで査定専用の1人分の働きでサポートをしてくれるので、コスト、時間どちらも効率よく利用できていると感じています。
企業がAI等を導入することを近年はDXと呼ぶことが多くなりましたよね。その他にも何か取り組みをされていることはありますか?
「DX(デジタルトランスフォーメーション)」とは、企業がAIやビッグデータなどのデジタル技術を使用することで、業務改善や新たなビジネスモデルの創出だけでなく、企業風土の変革を実現させること。
中村様:他には契約書と重要事項説明書の作成システムがあります。 不動産売買の時に必ず作成する書類なのですが、重要事項説明書は作成するだけでも1時間以上かかることがあります。 冒頭でも話したように、弊社は人員が多くはないので、ここも効率化をしたいと考えた結果、書類に必要な法令や特約文を手打ちで入力するのではなく、事前にシステム上に全て取り込み、適用できる文章をいつでも引き出せるようにしました。 手打ちでの作業がなくなったため、作業スピードは約半分くらいに減りました。
三瓶様:あとは2023年1月頃からTik Tokの運用をスタートしました。 近年のは、自社紹介、スタッフ紹介など、今まで見えなかった会社の内部についてオープンにする企業が増えてきたと感じました。 不動産業界においても、スタッフがカメラをもって内見をする「ルームツアー」の動画があったり、Q&A方式でスタッフ同士が会話をする動画あったりと、時代の変化を感じています。 ひと昔前ではこんなことは絶対になかったのですが、俯瞰してみれば、結果的にユーザーとの接点を持てる機会が増えると感じ、早速今年から運用を始めました。
RER AgencyのTik Tokアカウント
RER AgencyのTik Tokアカウント
対外的にも、フォロワー数が多い企業ということで信頼してもらえることも増えてきましたので結果的には始めてよかったと思います。 Tik Tokを見たユーザーが公式LINEからお問合せをいただき成約になった事例も出来ました。 弊社の場合DXは、作業効率化、ユーザーとの接点ポイントの増加、信頼を得られたというメリットを感じていますね。
時代の変化によって信頼の形状も変化をしてきていますね。
中村様:仰る通り、近年は特にそう感じますね。 今回も御社にインタビューをしていただけるということで、多少なり自分の人となりを売主様に知ってもらえる機会ができました。 どれだけ時代が変化してDXやAIの査定だと言っても、不動産の売買において、最後は人と人同士で信頼をしていただけるかにつきます。
三瓶様:余談ですが、弊社は不動産事業の他に、ドローン撮影も行っています。 過去にはドラマの撮影もさせていただけたので、そのことを売主様に話したら非常に興味をもっていただき、1時間半くらいその話題で盛り上がってしまいました。 売主様と打ち解けたおかげですぐに売却のご依頼をいただき、最終的には売買契約成立までお手伝いさせていただきましたよ。
RER Agency三瓶氏と俳優・寺島進氏
RER Agency三瓶氏と俳優・寺島進氏
多角的に取り組んでいらっしゃるうえで、三瓶さんと中村さんのお人柄によって売主様も安心して売買を任せることができているんだと思います。
三瓶様:時代によって信頼の勝ち取り方は変化をしてきているので、我々不動産業界も順応していく必要があると思っています。 さらに、もし信頼を勝ち取っても、それに値するだけの不動産の知識もなければいけません。 近年はユーザー側が色んな情報を獲得することができているので、知識量が豊富な方が増えてきました。 不動産屋だからってあぐらをかいていると、ユーザーには見透かされてしまうので、多角的な信頼だけではなく、人としての信頼も必要な時代になってきました。
中村様:スマホの普及や情報過多になってきているなかで、最後に信用できるのは結局人です。人の信用に応えることができるのは人だけだと思っているので、その準備をできているかと常に考えて、これからも取り組んでいきたいですね。

AI査定が誕生した頃には不動産会社はいらなくなる、という意見も聞こえていましたが、不動産は個別性が高く、売買に必要な情報等はAIだけではまかなうことができません。 不動産業界において、どれだけDXが進もうとも、結局最後は人です。 今回のインタビューではその取り組みと、どのような結果を生んでいるかのお話を聞くことができました。 また、三瓶様と中村様のお話を聞く中で、この人になら任せられる、とユーザー様が思う気持ちを理解できました。

RER Agencyの事業パンフレットはこちらhttp://rerguide.rer-agency.co.jp/
場所
RER Agency株式会社
東京都台東区上野7-3-9
アルベルゴ上野208
聞き手
CS 佐々木大輔
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