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マンション最上階の部屋にはどんなメリットがある?価格が高くなる理由やデメリットも解説

マンションの最上階に憧れを抱いている方もいるでしょう。

最上階には、眺望の良さや特別感といったメリットがあり、高い人気があります。

とはいえ、最上階は価格が高い以外にもデメリットがあるので、高いお金を払って購入する価値があるのかは慎重に検討する必要があります。

この記事では、マンション最上階のメリットやデメリット、価格が高い理由を分かりやすく解説します。

このページの目次
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マンション最上階の部屋に住むメリット

マンション最上階の部屋に住むメリット

マンション最上階に住むメリットとしては、以下の5つがあります。

  • 眺望が良い
  • 日当たりが良い
  • 防犯性が高い
  • 最上階だけ特別な間取りになっているケースがある
  • 資産価値が高く将来売却しやすい

それぞれ見ていきましょう。

眺望が良い

最上階は、視界を遮る建物が少なく眺望が良いのが特徴です。

立地によっては遠くに広がる海や四季折々の景色、美しい街並み、夏の花火など、低層階では味わえない景色を楽しむことができるでしょう。

また、隣接する高い建物がなければ、プライバシーが保ちやすく、カーテンを閉める必要もありません。周りの視線を気にせず、眺望を楽しむことも可能です。

窓の外に目を向ければ、日常的に素晴らしい景色を眺められ、生活の満足度も高まりやすくなるでしょう。

日当たりが良い

周囲の建物の影になりにくいため、日当たりが良いケースが多い点もメリットです。

日当たりがよければ、日中は照明を使わずに過ごせたり、冬場も暖房に頼らず暖かく過ごせたりと、光熱費の節約につながります

さらに、洗濯物がよく乾く、カビの発生を抑えられるなどの効果も期待できるでしょう。

一方で、低層階や中層階では、周囲に高い建物があると日が当たらない時間が出やすくなります。

たとえ今は周囲に高い建物がなくても、将来的に新たな建築物によって日当たりが悪くなる可能性はゼロではありません。

その点、高さのあるマンションの最上階であれば、周囲にさらに高い建物が建てられるリスクは少なく、安定した日当たりが望めるでしょう。

防犯性が高い

最上階は、低層階に比べ防犯性が高い傾向があります。

そもそもマンションは、オートロックや防犯カメラ、管理人の常駐などで、一戸建てよりセキュリティが強化されているケースが多いものです。

さらに、最上階ではエレベーターホールに別途セキュリティが設けられているなど、防犯性を高める特別仕様が採用されているマンションも珍しくありません。

警視庁の「侵入窃盗データ 」による、侵入窃盗の発生場所別認知件数(令和5年)は以下のとおりです1

  • 一戸建て住宅:30.5%
  • 共同住宅(3階以下):7.3%
  • 共同住宅(4階以上):3.8%

戸建てに比べ共同住宅の割合が少ないだけでなく、共同住宅でも3階以下と4階以上では大きく割合が異なることが分かります。

つまり、高層階ほど犯罪のリスクが少なくなるといえるでしょう。

ただし、最上階は屋上から侵入される可能性があるなど、絶対に犯罪リスクがないわけではありません。

とくに「最上階だから安全」と防犯意識が低くなることで犯罪リスクを高めかねないので、鍵はきちんと閉めるなど、日ごろから防犯意識は高く持つことが大切です。

最上階だけ特別な間取りになっているケースがある

最上階に特別感を持たせるため、付加価値をつけた部屋を用意しているマンションが多くあります。

たとえば、以下のようなケースが挙げられます

  • 他の階と比べ部屋数を少なく角部屋だけを設ける
  • 最上階だけ設備や仕様のグレードが高い
  • メゾネットやルーフバルコニーなど特別な間取りになっている
  • 高い天井や屋上テラスが設けられている

特別仕様の部屋やスペースによって生活の充実度を向上できるだけでなく、特別感やステータス感、優越感を得られる点もメリットといえるでしょう。

資産価値が高く将来売却しやすい

上記のようなメリットや希少性から、最上階は人気が高く、資産価値も高くなります。

さらに、人気があるため経年による資産価値の下落も比較的小さい点が特徴です。

資産価値が高く人気もあるということは、将来の売却時にも有利に働きます。

高値で売りやすいだけでなく、スピーディーな売却も期待できるので、転勤など期日のある売却もしやすくなるでしょう。

▼関連記事:資産価値が高いマンションの特徴

マンション最上階の部屋に住むデメリット

マンション 最上階の部屋に住む デメリット

マンション最上階にはデメリットもあるので、デメリットまで押さえたうえで検討することが大切です。

デメリットとしては、以下の5つが挙げられます。

  • 日当たりが良すぎて夏に暑くなりやすい
  • エレベーターの待ち時間が長い
  • エレベーターが故障すると階段を利用する必要がある
  • 災害の影響を受けやすい
  • 価格が高い

それぞれ見ていきましょう。

日当たりが良すぎて夏に暑くなりやすい

上に階がなく、日差しを遮る高い建物も少ないため、夏は暑くなりやすい点に注意が必要です。

夏場の暑さが厳しいと、冷房の効率が悪くなり光熱費の高騰につながりやすくなります。

近年は断熱対策に力を入れているマンションも多いですが、築年数が古いと断熱対策が不十分なケースも多いので、夏場の暑さがどれくらいかは事前に確認するとよいでしょう。

エレベーターの待ち時間が長い

マンションの最上階は低層階よりもエレベーターの待ち時間と利用時間が長くなり、日常的に不便を感じやすくなります。

全フロアにエレベーターが止まるタイプでは、外出のたびに待ち時間が長く億劫に感じてしまう人も多いでしょう。

エレベーターの待ち時間はたった数分のことですが、それが毎日となればストレスにもなりかねません。

とくに、朝の出勤時に毎日何分も待たされるとストレスを感じやすくなってしまいます

ただし、エレベーター移動に関しては最上階が始発となるため、朝の出勤で混雑して乗れないリスクが避けられるのはメリットでしょう。

移動の負担を経験するなら、エレベーターが低層階・高層階など階ごとに分かれているマンションや、設置台数が多いマンションを選ぶのも1つの対策です。

エレベーターが故障すると階段を利用する必要がある

エレベーターが故障すると移動手段が階段となり、最上階は負担が大きくなります。

停電や故障時だけでなく、エレベーターは少しでも揺れを感じると停止するように設定されているケースが多く、一度停止すると復旧に時間がかかります。

復旧するまでの間は移動を諦めるか、最上階まで階段を利用するしかないため、大きなデメリットといえるでしょう。

災害の影響を受けやすい

地震や火災などの災害時に大きな影響を受けやすい点にも注意が必要です。

たとえば、地震では小さな揺れでも上の階に行くほど大きくなりやすいので、家具の固定などの耐震対策が欠かせません。

エレベーターが地震で止まると移動が難しくなるので、外出できないリスクに備えて多めに備蓄品を備えておくなどの対策も必要です。

また、高さのあるマンションでは地上からの消火や救助が届きにくくなります。

地震や火災などの災害はいつ・どこで起きるか予測ができません。

最上階に限ったことではありませんが、いざというときの備えや対策はしっかりしておくようにしましょう。

価格が高い

最上階は、同じ棟のマンションの部屋の中でももっとも高く設定されているケースがほとんどです。

とくに、新築や築浅で階数の高いマンションほど、最上階と低層階の価格の差が顕著になります。

価格の高さに納得できる設備や仕様、また得られるステータスが重要だと感じる方であれば、価格が高くても住む価値はあるでしょう。

一方、それらのメリットに興味がなければ、価格の高さは大きなデメリットです。

同じ予算であれば、最上階よりも別の立地や設備の良いマンションの低中層階の方が魅力的という方もいるでしょう。

最上階で自分が得られるメリットに釣り合う価格かどうかは、慎重に見極めることが大切です。

ただし、中古マンションであればリフォーム状態などにも左右されるため、最上階が一番高いとは限りません。

最上階がいいけど予算はそれほど多くないなら、築年数のある程度たった中古マンションを視野に入れるのもおすすめです。

マンション最上階の部屋が高くなる理由とは?

同じ広さ・間取り・設備であっても、マンションの低層階よりも最上階のほうが価格が高いケースは多くあります。

マンション最上階の価格が高くなる理由としては、希少性の高さと需要の高さが挙げられます。

希少性が高い

同じ棟のマンションでも、最上階は1フロアしかなく部屋数に限りがあることから、希少性が高くなります。

希少性が高まると需要も高まり、価格の高さにつながるのです。

需要が高い

最上階は希少性の高さだけでなく、前述したようなメリットから人気が高い物件です。

小さい子どものいる家庭や高齢世帯では低中層階の方がいいというケースもありますが、そうでなければ一般的に日当たりや眺望のよい高層階の人気が高くなります。

マンションの価格は需要にも左右されるため、最上階は価格が高くなるのです。

また、低層階と高層階で価格を同じにしてしまうと需要が偏り低層階が売れにくくなる恐れがあります

販売する不動産会社としても、そのような需要の偏りによる売れ残りは防ぎたいところでしょう。

そのため、低層階よりも需要の高い高層階、さらには最上階と価格を高くするように調整しているのです。

▼関連記事:マンションを売るつもりで買うのは正しい?

マンション最上階の部屋に関するよくある質問

最後に、マンション最上階の部屋に関するよくある質問をみていきましょう

マンションの最上階はやめとけといわれる理由は?

マンションの最上階には、価格の高さや災害時の影響の大きさなどのデメリットがあるため、やめておけといわれるケースがあります。

しかし、最上階には最上階ならではの魅力もあるため、一概にやめておく必要はありません。

価格と得られるメリット・デメリットを考慮したうえで、自分に合うかを検討することが大切です。

マンション最上階にゴキブリは出ないって本当?

出ないわけではありませんが、低層階に比べて確率は低くなる傾向があります。

ゴキブリなどの害虫は種類によって移動能力は異なりますが、高くなるほど自力での侵入は難しくなります。

とはいえ、ゴキブリであれば配管をつたってくる、エレベーターに乗り込んでくるなどで高層階でも侵入するケースがあります

最上階だから大丈夫と安心するのではなく、清潔な環境を保つなど害虫対策は心掛けるようにしましょう。

マンション最上階に住む人はどんな人?

最上階は価格の高さから、購入には一定以上の年収が必要になってきます。

一概には言えませんが、一般的に年収が高いといわれる職業についている方が多い傾向があります

また、最上階のメリットであるセキュリティやプライバシー、眺望、ステータスなどを重視する人が選ぶケースが多いでしょう。

ただし、マンションの最上階といってもマンションによって価格や条件は異なります。

すべてのマンション最上階の価格が高いわけではないことは覚えておきましょう。

まとめ

マンション最上階には、眺望や日当たりの良さ、資産価値の高さといったメリットがある反面、価格の高さや災害時の影響などのデメリットもあります。

憧れだけで判断すると後悔する恐れもあるので、メリット・デメリットを比較したうえで自分に合うかを検討するようにしましょう。

1.
参考:警視庁「住まいる防犯110番」
執筆者
逆瀬川勇造
逆瀬川勇造

明治学院大学卒。地方銀行勤務後、転職した住宅会社では営業部長としてお客様の住宅新築や土地仕入れ、広告運用など幅広く従事しました。2018年よりP.D.Pを設立。WEBを通して不動産に関する問題解決を目指します。 保有資格:宅建士、FP2級技能士(AFP)、住宅ローンアドバイザー、相続管理士

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