マンションを売却する際、最近は不動産会社が直接買主となる「買取」を選ぶ方が増えています。
本記事では、マンション買取を検討されている方に向けて、人気のマンション買取業者ランキングから、首都圏・地方に分けて有力な買取会社を紹介します。
次に、買取業者を選ぶ際のチェックポイントや注意点についても詳しく説明します。マンション買取業者を選ぶ際に役立つ情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
実績のあるマンション買取業者ランキング18選
リフォーム産業新聞が公表する「買取再販年間販売戸数ランキング20261」を参考に、首都圏と地方に分けて実績のあるマンション買取業者18社をご紹介します。
買取での売却を考えているものの「どの会社に依頼すれば良いかわからない」という場合は、過去の買取実績を参考にしてみましょう。
買取再販年間販売戸数ランキング2026(上位10社)
まずは、業界全体の最新ランキングを確認しておきましょう。総合1位のカチタスとその子会社リプライスは地方の中古戸建てが主力のため、マンションの売却先を探す場合は「マンション戸数」の列を見ることが重要です。
| 順位 | 企業名 | 年間販売戸数 | 前年比 | うちマンション |
| 1位 | カチタス | 6,422戸 | +14.7% | 337戸 |
| 2位 | レジデンシャル不動産 | 2,422戸 | +15.0% | 2,422戸 |
| 3位 | リプライス | 1,958戸 | +10.3% | 461戸 |
| 4位 | スター・マイカ・ホールディングス | 1,721戸 | +20.3% | 1,721戸 |
| 5位 | ホームネット | 1,302戸 | +4.6% | 1,277戸 |
| 6位 | フジ住宅 | 1,272戸 | +17.7% | 1,162戸 |
| 7位 | 大京穴吹不動産 | 1,185戸 | -3.2% | 1,185戸 |
| 8位 | イーグランド | 1,073戸 | +15.6% | 874戸 |
| 9位 | インテリックスホールディングス | 1,045戸 | -4.0% | 1,043戸 |
| 10位 | ランドネット | 963戸 | +4.4% | 内訳非公表※ |
出所:リフォーム産業新聞「買取再販年間販売戸数ランキング2026」(2026年7月27日発行)をもとに作成。調査は各社の2025年6月〜2026年5月の決算がベースです。
※ランドネットはワンルーム投資用マンションの買取再販を主力とする会社で、実質的にはマンションが大半を占めます。
マンションに限れば、年間販売戸数1位はレジデンシャル不動産(2,422戸)です。トップ10社中8社が前年より販 売戸数を伸ばしており、買取再販市場の競争は年々激しくなっています。売主側から見れば、複数社に査定を出せば買取価格が競り上がりやすい環境になっているということでもあります。
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買取は仲介相場の7~8割程度の価格が提示されるのが一般的ですが、競争入札によって9割近い値段が出る事例もあるので、損せずにマンションを買い取ってもらいたい方は、一度イエウリをチェックしてみてください。
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首都圏のマンション買取業者11社
首都圏でシェアを獲得しているマンション買取業者としては以下のような業者が挙げられます。
- レジデンシャル不動産
- スター・マイカ
- ベストランド
- 大京穴吹不動産
- インテリックス
- イーグランド
- ランドネット
- オークラヤ住宅
- マイプレイス
- 長谷工リアルエステート
- 未来都市開発
レジデンシャル不動産
- 本社所在地:東京都足立区
- 買取対象地域:埼玉県を中心に首都圏
- 2026年ランキング:総合2位/マンション1位(2,422戸)
レジデンシャル不動産は埼玉県を中心に、首都圏で買取を行っている不動産会社です。
2012年の創業から一貫して成長を続けており、マンションの買取再販数は前年比15%増の2,422戸で、2026年も引き続きマンション分野トップ。中古マンションのみを取り扱う専業スタイルで、直近では年間3,000戸を目標に掲げています。
特に埼玉県、東武伊勢崎線沿線で地域密着の不動産事業を行っており、該当のエリアでマンション買取を検討している方は有力な候補となるでしょう。
スター・マイカ
- 本社所在地:東京都港区
- 買取対象地域:首都圏を中心に全国の主要都市
- 2026年ランキング:総合4位/マンション2位(1,721戸)
スター・マイカ(持株会社はスター・マイカ・ホールディングス)は東京都港区に本社を置き、特にファミリータイプの分譲マンションを中心に買取を行っている不動産会社です。2026年のランキングでは前年比約20%増と、上位10社のなかでも高い伸び率を記録しました。
買取方法もユニークで、引き渡し時期の設定が可能な「空室物件買取」や賃貸中の物件買取もお願いできる「オーナーチェンジ買取」、売却後賃料を支払って住み続けられる「あんしんリースバック」があります。
賃貸中のまま買い取り、入居者の退去後にリフォームして再販する独自モデルのため、オーナーチェンジ物件(投資用マンション)の売却先としても有力です。
ベストランド
- 本社所在地:東京都港区
- 買取対象地域:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、京都府、兵庫県、北海道、宮城県(東北6県対応可能)、石川県、愛知県、広島県、福岡県、沖縄県
ベストランドは拠点のある地域を中心に全国的にマンション買取を実施している不動産会社です。
特に安全性、機能性を重視したリノベーションに定評があり、販売力も高いことから買取時にも高値での買取を期待できます。
ベストランド公式サイト大京穴吹不動産
- 本社所在地:東京都渋谷区
- 買取対象地域:全国
- 2026年ランキング:総合7位/マンション1,185戸(全戸マンション)
大京穴吹不動産は直営店数が全国一位の大手不動産会社です。
全国で積極的に不動産事業を展開しており、マンション買取においても全国上位の実績を誇ります。大京の「ライオンズマンション」、穴吹工務店の「サーパス」の買取再販に優位性がありますが、近年はブランドを問わずあらゆるマンションを対象としています。
直接買取の他、リースバック買取や直接保証付き仲介サービスを実施しています。
大京穴吹不動産公式サイトインテリックス
- 本社所在地:東京都渋谷区
- 買取対象地域:東京都、北海道、宮城県、愛知県、大阪府、福岡県
- 2026年ランキング:総合9位/マンション1,043戸
関連会社のインテリックス住宅販売で仲介売買を行う一方、インテリックス本体ではマンション買取をメインに行っています(2024年に持株会社体制へ移行し、現在の商号はインテリックスホールディングス)。
大手不動産会社としては珍しく、インテリックスの取扱い物件はほぼ100%がマンション(2026年ランキングでは1,045戸中1,043戸)。
専門だからこそのマンション買取ノウハウも豊富で、買取再販したマンションに新築マンション並みのアフターサービスを付ける点も特徴です。
イーグランド
- 本社所在地:東京都千代田区
- 買取対象地域:首都圏を中心に東京都、大阪府、栃木県、北海道など
- 2026年ランキング:総合8位(前回10位)/マンション874戸
イーグランドは主に競売や任意売却等の方法により中古物件を買い取って 再販を行っている不動産会社です。
買取物件におけるマンション比率は約8割で、戸建の買取も行っているものの、マンションの買取を中心に行なっています。2026年のランキングでは前年比約16%増の1,073戸となり、10位から8位へ順位を上げました。
また、西武ホールディングス傘下の西武不動産の子会社となり、今後さらに買取再販を強化していく方針です。資本力が増したことで、仕入れがより積極的になることが期待されます。
ランドネット
- 本社所在地:東京都豊島区
- 買取対象地域:首都圏を中心に全国
- 2026年ランキング:総合10位(初のトップ10入り)/963戸
ランドネットはワンルームの投資用マンションの買取再販に強い不動産会社で、2026年のランキングで初めてトップ10入りしました。
仕入れた物件の大半は改修せずそのまま販売していますが、近年はファミリータイプの物件をリフォームして実需用として販売するケースも増えています。
オーナーチェンジ物件や投資用ワンルームを売りたい場合、実需向けのリノベ業者よりも高く評価してもらえる可能性があります。
ランドネット公式サイトオークラヤ住宅
- 本社所在地:東京都千代田区
- 買取対象地域:首都圏
オークラヤ住宅は首都圏を中心に 仲介や賃貸、リフォーム等と合わせて買取を実施している不動産会社です。
中でもマンション買取の実績が豊富で、直接買取の他、買取後、賃料を払いながら住み続けることができるリースバック買取や買取保証サービスなど買取の方法も豊富です。
オークラヤ住宅公式サイトマイプレイス
- 本社所在地:東京都中央区
- 買取対象地域:首都圏(神奈川県・東京都を中心に)
マイプレイスは首都圏でマンション買取を実施している不動産会社です。平成31年4月に東京支社を東京本社へ改称。令和2年1月に社名をトータルエステートから現在のマイプレイスに変更しています。
買取してリフォームを行なった後に、家具まで用意して売り出す「家具付き再販」が好評を得ています。
マイプレイス公式サイト長谷工リアルエステート
- 本社所在地:東京都港区
- 買取対象地域:全国
長谷工リアルエステートは全国に事業展開する長谷工グループ傘下の不動産会社で、マンション買取も積極的に行っています。
マンション施工実績で圧倒的なシェアを持つ長谷工グループの一員であり、マンションの構造や修繕履歴に関する知見が豊富な点が強みです。
直接買取の他、売却保証サービスも実施しています。
長谷工リアルエステート公式サイト未来都市開発
- 本社所在地:東京都中央区
- 買取対象地域:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県
未来都市開発は東京都中央区に本社を置き、少数精鋭で不動産業に取り組んでいる不動産会社です。
原則としてオーナーチェンジ物件のような投資物件の買取を行っておらず、実需を想定した物件の買取に力を入れています。2026年のランキングでは前年から2割近く販売戸数を伸ばしており、仕入れに積極的な姿勢がうかがえます。
未来都市開発公式サイト地方のマンション買取業者7社
一方、地方で実績のあるマンション買取業者としては、以下のような会社が挙げられます。
- フジ住宅
- ホームネット
- あなぶきグループ
- ワールドホールディングス
- リアル
- 東武住販
- 幸せホーム
フジ住宅(関西圏)
- 本社所在地:大阪府岸和田市
- 買取対象地域:大阪府を中心に関西圏
- 2026年ランキング:総合6位(前回8位)/マンション1,162戸
フジ住宅は大阪府を中心に関西圏で事業展開している不動産会社です。
地元密着型の営業スタイルで、全国展開していないながらも全国上位のマンション買取実績を誇ります。2026年のランキングでは前年比約18%増の1,272戸となり、8位から6位へランクアップしました。
新築戸建分譲がメインの会社ですが、大阪南部だけでなく大阪市・北摂・阪神地域の不動産会社とのつながりが強く、仕入れ力の高さが特徴です。関西圏でマンションの買取先を探すなら、外せない1社といえます。
- フジ住宅公式サイト
- 関連記事:フジ住宅の口コミ・評判
ホームネット
- 本社所在地:東京都渋谷区
- 買取対象地域:全国の支店所在地を中心に、全国
- 2026年ランキング:総合5位/マンション1,277戸
ホームネットは、近年のランキングで着実に順位と販売戸数を伸ばし、2026年は総合5位(1,302戸)を維持している業者です。販売戸数の約98%がマンションで、買取再販したマンションのアフターサービスが充実している点も特徴です。
本社は東京ですが、北海道から沖縄まで全国各地に支店を展開しており、地方のマンション所有者にとっても有力な買取依頼先となるでしょう。
あなぶきグループ(四国・中国・九州ほか)
- 本社所在地:香川県高松市
- 買取対象地域:四国・中国・九州を中心に全国の主要都市
あなぶきグループ(穴吹興産グループ)は香川県高松市に本社を置き、分譲マンション「アルファ」シリーズで知られる地方の有力デベロッパーです。
2026年のランキングでは販売戸数を前年から大きく伸ばし、上位20社以内にランクインしました。販売戸数のほとんどがマンションで、地方都市のマンション買取業者としては数少な い大手の選択肢といえます。
地元でマンションを分譲してきた会社であるため、そのエリアの相場観や販売力に強みがあります。
穴吹興産公式サイトワールドホールディングス(福岡を中心に全国の都市部)
- 本社所在地:福岡県福岡市
- 買取対象地域:福岡県、東京都、神奈川県、大阪府、愛知県、広島県
ワールドホールディングスは福岡県に本社を置き、全国に事業展開している不動産会社で、福岡市や北九州市を中心に、東京や横浜など全国展開している拠点周辺でのマンション買取を実施しています。
ワールドホールディングス公式サイトリアル(名古屋圏)
- 本社所在地:愛知県名古屋市
- 買取対象地域:名古屋圏全域
リアルは愛知県名古屋市に本社を置き、名古屋圏全域でマンション買取を実施している不動産会社です。
マンション買取再販事業を「リノセル」という名称で行っています。
引越代金を負担してくれる「引越代サービス」等、かゆいところに手が届くサービスを実施しており、地域密着でありながら買取再販ランキングの常連となっています。
また、同じマンション内で同じ間取りの部屋を2区分取得し、リフォーム前後を比較できる機会を提供するなど、購入層のニーズに寄り添ったサービスを展開しています2。
こうした「購入者向けの施策」も充実した会社は既存顧客を抱えやすくなり、結果的に買取価格も競争力を維持できることがあります。
リアル(リノセル)公式サイト東武住販(中国・九州地方)
- 本社所在地:山口県下関市
- 買取対象地域:山口県を中心に中国・九州地方
東武住販は山口県下関市に本拠を置く不動産会社で、地域密着の事業展開を行っています。
山口県を中心とした事業展開でありながら、買取再販ランキングでは全国上位に食い込む実績を有しています。
幸せホーム(新潟県)
- 本社所在地:新潟県新潟市中央区
- 買取対象地域:新潟県
幸せホームは新潟県新潟市に本社を置く不動産会社で、仲介やリフォームを中心に事業展開しています。
買取においては仕入れから販売まで一貫して行うワンストップ体制を取っており、その高い販売力から高額の買取を期待することができます。
ランキング上位=あなたの物件を高く買ってくれる会社、とは限りません
買取再販の大手は、それぞれ得意なエリア・築年数・間取り・価格帯がはっきり分かれています。たとえば投資用ワンルームならランドネット、賃貸中のオーナーチェンジ物件ならスター・マイカ、地方都市のファミリー物件ならあなぶきグループ、といった具合です。
「規模が大きい会社に頼めば高い」わけではないので、自分の物件のタイプに合う会社を含めて、複数社の査定額を並べて比べることが最も確実です。
マンションの買取とは
マンションの売却方法には主に不動産会社に仲介を依頼する方法と、不動産会社に直接買い取ってもらう買取という方法があります。
ここでは、買取と仲介の違いや仲介と比較した場合の買取のメリット・デメリットなどの情報をお伝えしていきます。
買取と仲介の違い
買取と仲介を比較したときに大きなポイントとなるのが、売却額の違いです。
仲介の場合、不動産会社を通して買主を探し、価格交渉を行った上で売買契約を結び、取引が成立します。
このため、基本的には相場価格で売買が成立することが多いです。
一方、買取の場合はマンションを買い取った不動産会社は、買い取ったマンションにリフォームやリノベーションを実施して再販売します。
基本的には、この再販時の価格を相場程度に調整する必要があり、かつ不動産会社の利益も見込まなければなりません。
このため、買取では高くとも相場の7~8割程度の売却価格になってしまいます。
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買取のメリット・デメリット
| 仲介 | 買取 | |
| 売れる値段 | 相場価格で売れる可能性がある | 仲介の7~8割程度 |
| 売却までの期間 | 売り出してから3~6カ月程度 これより長期間かかることもある | 査定から売買契約まで 数週間で完了 |
| 売主の契約不適合責任 | 責任を負う 特約で3カ月などと 期間を定めることが多い | 免責とするのが一般的 |
| 仲介手数料 | かかる | かからない ただし、仲介手数料がかかっても |
| 売り出しの情報 | 近所の人に知られる | 近所に内緒で売却できる |
買取のデメリットは先述の通り、相場より安い価格での売却となってしまいやすいことです。
一方、買取のメリットとしては以下のようなことが挙げられます。
- すぐに売却できる
- 契約不適合責任が免責
すぐに売却できる
まず、仲介の場合、売却を開始してから買主が現れるまでにどれくらいの時間がかかるか分かりません。
価格設定を間違っているなど何らかの理由により、数カ月間買主が現れないこともあります。
また、売買契約の後で買主が住宅ローン審査に通らず、もう一度買主探しに戻ってしまうというようなケースもあります。
一方、買取の場合、不動産会社との間で価格の交渉が済めばすぐに買い取ってもらうことができます。
特に離婚や相続、転勤等を理由に売却を急いでいるようなケースでは買取を選ぶメリットが大きくなるでしょう。
逆に、「引越しを半年後に予定しているから、そこに合わせて引き渡しをしたい」という場合も受け入れてもらえるケースがあります。
自分の引越しの都合に合わせて契約できるのが買取のメリットです。
契約不適合責任が免責
不動産の売却では、売主に契約不適合責任が課されます。
契約不適合責任とは、売却する物件と契約書の記載内容に相違があり、買主が不利益を被った場合に物件の引き渡し後、買主から売主に対して補修請求などができるという民法の規定です。
契約不適合責任の期間は売買契約書により「引き渡しから3カ月間」という形で特約を設けるのが一般的ですが、売主は売却後もこの期間 中は安心することができません。
買取の場合、プロである不動産会社が買い取るということもあり、契約不適合責任を免責とする特約を設けるのが一般的です。
仲介のメリット・デメリット
仲介によるメリットは相場付近での売却を目指しやすく、買取よりも高値での売却が期待できる点です。仲介の場合は仲介手数料がかかりますが、これを考慮しても売却益は買取より高くなる事がほとんどです。
仲介のデメリットは買取のメリットと裏返しに「売却まで時間がかかることがある」「契約不適合責任でトラブルにあうことがある」といったことが挙げられます。
なお、不動産会社によっては「買取保証」といって、最初は仲介による売却を目指し、数カ月間経っても売却できない場合には買い取って貰えるといった制度を提供していることもあります。
マンション買取業者を選ぶときのチェックポイント
マンションの買取業者を選ぶときは以下のようなチェックポイントを押さえておくとよいでしょう。
- 複数の買取業者に査定を依頼しているか
- 自分の物件タイプを得意としている会社か
- 買取保証を実施しているか
- 買取勧誘のDM等をあてにしていないか
- 融資を利用するかどうか
それぞれ解説していきます。
複数の買取業者に査定を依頼しているか
まず、マンションの買取査定を依頼するときは1社にだけ依頼するのではなく、必ず複数の業者に査定依頼するようにしましょう。
同じプロによる買取査定とはいえ、同じマンションの買取査定でも、不動産会社によって査定額は異なります。
これは、不動産会社によって得意としているマンションの種類やエリアが異なるからです。
特に買取の場合、できるだけ多くの買取業者に査定依頼を出して、高値を提示してくれる買取業者を選べばいいだけなので、複数業者への査定依頼がより重要だといえます。
なお、複数社の買取査定額を比較したいときは、不動産マッチングサイト「イエウリ」の買取マッチングサービスが便利です。
| 一般的な一括査定サイト | イエウリ |
|---|---|
| ×最大6社から査定 | ○最大数十社から査定が可能:より高く |
| ×物件情報と個人情報を公開 | ○査定時 は物件情報のみ公開:安心 |
| ×同じ説明を複数の不動産会社に行う | ○運営が代行するので一度で完結:合理的 |
| ×不動産会社からの営業電話多数 | ○会いたい不動産会社だけ選べる:手軽 |
| ×仲介のみ対応 | ○仲介も買取も対応:網羅性 |
| ×売却相談ができない | ○不動産のプロに相談できる:納得 |
「イエウリ」では、不動産会社からの査定額を運営が取りまとめて報告してもらえるので、営業電話がたくさん来て対応が大変といったことはありません。
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▼関連記事:不動産の買取査定は何社に依頼すべき?多くの買取業者に査定してもらう方法は?
自分の物件タイプを得意としている会社か
買取再販業者は、扱う物件のタイプがはっきりと分かれています。自分のマンション のタイプに合った会社に査定を出すことで、査定額が数百万円変わることも珍しくありません。
| 物件のタイプ | 得意とする買取業者の例 |
| ファミリー向け分譲マンション(実需) | レジデンシャル不動産、インテリックス、大京穴吹不動産、ホームネット など |
| 賃貸中のオーナーチェンジ物件 | スター・マイカ など |
| 投資用ワンルームマンション | ランドネット など |
| 関西圏のマンション | フジ住宅 など |
| 地方都市のマンション | あなぶきグループ、ホームネット、大京穴吹不動産 など |
逆に言えば、「実需向けのリノベ業者に投資用ワンルームの査定を出す」といったミスマッチが起きると、相場より大幅に低い金額が提示されたり、そもそも買取を断られたりします。
自分で1社ずつ相性を見極めるのは大変なので、複数社にまとめて査定を出し、その中から高い金額を出した会社を選ぶのが現実的です。
買取保証を実施しているか
仲介と買取にはそれぞれメリット・デメリットがあり、多くの場合、どちらを選べば明確にお得ということはありません。
このため、買取保証を実施しているのであれば、買取業者を選ぶときの一つのポイントとなります。
仲介の場合、相場程度での売却を検討できるため、買取と比較して高値での売却を実現しやすいです。
しかし、売却までどのくらい時間がかかるか分からず、また売却が長引けば値下げをしなければ売れにくくなってしまう点に注意しなければなりません。
このデメリットを解消できるのが買取保証です。
例えば、3カ月間仲介による方法で売却できない場合は不動産会社に直接買い取ってもらうといった条件をつけてもらえば、仲介によるデメリットが小さくなります。
ただし、不動産会社によっては、最初から買取することを目的に仲介による売却を積極的に行わないといった可能性もある点に注意が必要です(仲介して手数料を得るよりも、買取再販の方が利益額が大きいため)。
買取勧誘のDM等などをあてにしていないか
マンションに住んでいると、買取業者から「あなたのマンションを○○万円で買い取ります」といったチラシ・DMが郵便受けに投函されることがあります。
こうしたDMは、必ずしもその価格で買い取ってくれるものではない点に注意が必要です。
不動産会社は、DMを通してまずは入居者と交渉の場につきたいと考えています。
複数の不動産会社がDMを入れていることも想定しておかなければなりません。
そうした中、相場より2~3割以上安い買取価格では見向きもされない可能性が高くなってしまいます。
このため、DMに書かれている価格は実際には買い取るつもりのない高値であることも少なくないのです。
マンションの売却時には、こうしたDMに書かれた買取価格はあてにしないでおきましょう。
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融資を利用するかどうか
不動産買取を行う業者は、買取をする際の資金を下記いずれかの方法で捻出します。
- 自社で保有する現金で購入する
- 金融機関から借り入れをして購入する(注意が必要)
このとき、金融機関から借り入れをして買取するという業者は、金融機関が物件の状態や市況、会社の経営状態等を考慮した結果、最終的に「融資が下りないから買取できません」と言われてしまうことがあるのです。
一方で融資を利用せず、自己資金で全額現金決済できる買取業者の場合は、そのような心配はありません。
「うちは全物件必ず自己資金で買取します」という会社もあれば「条件が合えば融資を使って買取します」という会社もあるので、自分の家を買取査定してもらうときは、買取資金の準備方法についても確認しておきましょう。
マンション買取の注意点
マンション買取業者に買取を依頼するときは、以下のような点に注意が必要です。
- 自分で相場を調べておこう
- 契約条件を事前に確認しよう
自分で相場を調べておこう
不動産会社に買取査定を依頼すると査定額の提示を受けることができますが、この査定額を参考にする前に、自分である程度相場を調べておくことが大切です。
不動産会社としても、できるだけ安値で買い取った方が自社の利益が大きくなるため、価格にはシビアです。
一方で売主はできるだけ高値で買い取ってもらいたいもの。
自分でマンションの相場を調べておくと、複数の買取業者に査定依頼を出したときに、どの買取業者を選べばいいかの判断基準ができます。
また、買取業者の提示した価格に対して説得力のある価格交渉ができるので、売却時に損をするのを防止できます。
相場を調べるときには、
- 大手不動産情報サイト(SUUMO、Home’s、マンションマーケットなど)で、同じ物件や周辺にあるマンションの売り出し価格を調べる
- 不動産情報ライブラリ(旧:土地総合情報システム)やREINS Market Informationで成約事例を見る
といった手法が有効です。
以下では、不動産情報ライブラリに登録された各都道府県ごとのマンション売買価格の情報から、不動産会社による買取で成約した場合にいくらぐらいになるかの予想価格をご紹介します(市場で取引された価格の70~80%を買取価格の予想値として表示)。
なお、各都道府県の部分をクリックした先のページでは、市区町村ごとの相場も確認可能です。
北海道・東北
北海道・東北エリアのマンション買取価格(予測)
関東
関東エリアのマンション買取価格(予測)
北陸・甲信越
北 陸・甲信越エリアのマンション買取価格(予測)
東海
東海エリアのマンション買取価格(予測)
近畿
近畿エリアのマンション買取価格(予測)
中国・四国
中国・四国エリアのマンション買取価格(予測)
九州・沖縄
九州・沖縄エリアのマンション買取価格(予測)
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契約条件を事前に確認しよう
買取業者に買い取ってもらうときは、契約条件を事前に明確にしておくことが大切です。
具体的には、以下のようなポイントを押さえておきましょう。
- 決済時期
- 修繕の有無
- 家具や家電の処分費用等
決済時期
買取の場合、価格等の条件がまとまれば、契約から1週間後に決済するといったことも珍しいことではありません。
決済の後は、売主の所有物ではなくなるので、決済までの間に引越し等の手続きを済ませなければなりません。
手続きの段取りを済ませておき、最短の決済時期で交渉できるように進めるとよいでしょう。
決済時期は、あまり先の時期を設定してしまうと、途中で何かあったときに契約を解除されてしまうリスクがあります。
例えば、決済時期を契約から3カ月後に設定した場合、その3カ月間で、経済情勢が大きく悪化したり、不動産会社の経営状況が悪くなったりすると、契約がなくなってしまうこともある点に注意が必要です。
修繕の有無
買取の場合、買取後に買取業者が修繕を行うのが一般的ですが、中には売主が引き渡しの前に修繕を求められるケースがあります。
修繕には費用がかかってしまうため、どのような契約内容か事前にしっかり確認しておきましょう。
家具や家電の処分費用
マンション内にある家具や家電(残置物)は、そのまま残しておいて良いケースと、全て処分してから引き渡す必要があるケースがあります。
こうした家具や家電の処分についても、売主が実施する必要がある場合には、費用がかかってしまいます。
こちらも、事前に契約内容を確認しておくことが大切です。
マンション買取に関するよくある質問
マンションの買取価格は仲介の何割くらいですか?
一般的には仲介で売れる相場価格の7〜8割程度です。ただし、複数社を競わせることで9割近い価格が出る事例もあります。逆に、築古・低層階・エレベーターなし・管理状態が悪いといった条件が重なると、7割を下回ることもあります。
買取だと仲介手数料はかかりませんか?
買取業者に直接売却する場合は仲介手数料がかかりません。ただし、仲介会社を経由して買取業者に売る場合は仲介手数料が発生します。どちらの形になるのかは、査定を受ける段階で確認しておきましょう。
買取の査定は何社くらいに依頼すべきですか?
買取は「最も高い金額を出した1社」と契約すればよいため、依頼先は多いほど有利です。仲介の一括査定のように「多くても6社」といった上限はなく、数十社の査定額を比較できるサービスもあります。
ローンが残っているマンションでも買取してもらえますか?
売却代金でローンを完済できれば問題なく売却できます。売却代金で 完済できない場合(オーバーローン)は、自己資金で不足分を補うか、金融機関の同意を得て任意売却を検討することになります。まずは残債額と査定額を突き合わせて確認しましょう。
買取だと近所に知られずに売却できますか?
できます。仲介と違って広告掲載やオープンハウス、内覧対応が不要なため、売り出していることが周囲に知られにくいのが買取のメリットです。
まとめ
マンションの買取について仲介との違いやメリット・デメリット、具体的なおすすめの業者や、買取を依頼するときに注意点やチェックポイントなどお伝えしました。
2026年のランキングではマンション分野の1位はレジデンシャル不動産(2,422戸)で、上位10社のうち8社が販売戸数を伸ばしています。買取市場は各社の仕入れ意欲が高まっている状況で、売主にとっては複数社を比較する価値が大きい環境といえます。
買取の場合、仲介とは異なり、よりよい条件を提示してくれた買取業者と契約を結ぶことでそのまま高値での売却を実現できます。
買取を依頼するときには、必ず複数の業者に査定依頼を出すようにしましょう。
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