不動産売却は人生でもそう経験するものではないため、はじめて売却するという方も少なくありません。
はじめての不動産売却は、何をどう進めればいいのか分からず不安に感じてしまうものでしょう。
どのような不安があるか解決策まで理解しておくと、安心して不動産売却を進めやすくなります。
この記事では、不動産売却でよくある悩みや不安とその解決策、相談窓口を解説します。
なお、当サイト「イエウリ」では、不動産売買の経験豊富な宅建士の資格を持つスタッフによる無料相談を受け付けています。
相談は、電話またはメールで対応可能ですので、不動産売買に関する不安を解消したい方はお気軽にご相談ください。
イエウリお客様窓口の島村です。イエウリでは、経験豊富なスタッフが不動産売買の悩み・不安に対応します。
はじめて不動産売却する人のよくある悩みや不安
不動産売却は大きなお金の動く取引です。
はじめて不動産を売却するという人は、「どうやって進めればいいのか」「そもそも売っていいのか」という根本的なことから不安を抱えてしまうことも少なくありません。
まずは、はじめて不動産売却する人のよくある悩みや不安を解決策とともにみていきましょう。
最初にやるべきことが分からない
はじめて不動産を売却する場合、何から始めればいいのか分からず、漠然とした不安を抱えるケースも少なくありません。
悩みの内容
「最初にすべきことが分からない」「どんな流れで不動産売却が進むのか分からない」というように、全体の流れや自分がすべきことが分からずに不安を抱えるケースです。
不動産を売却したいとは思いつつも、最初の一歩の踏み出し方が分からず、なかなか売却に踏み出せない方も少なくありません。
また、全体の流れが分からないことで、なんとなく不安に思ってしまう人も多いでしょう。
解決策
不動産売却の全体の流れを押さえておくことが大切です。
不動産売却の大まかな流れとしては、不動産会社の査定をうけて媒介契約を結び、売却活動を通じて買主を見つけ、売買契約後に決済・引き渡しとなります。
一般的には、3ヵ月～半年ほど時間がかかってしまいます。
上記の流れを不動産会社がサポート してくれるので、はじめてでも問題なく売却を進められます。
第一歩としては、不動産会社への相談や査定からスタートするとよいでしょう。
不動産査定サービスの「イエウリ」では、個人情報を非公開で複数の不動産会社に査定を依頼できるため、売却を検討している方はぜひご利用下さい。
どの不動産会社に相談すればよいか分からない
不動産売却では不動産会社選びが重要なポイントとなってくるだけに、不動産会社選びに対する悩みも少なくありません。
悩みの内容
不動産会社は数多く存在するため、何が違って何を基準に選べばいいのか分からない方も多いでしょう。
選ぶポイントが分からなければ、自分が選んだ不動産会社で本当に大丈夫なのか、不安はつきないのものです。
解決策
「大手の方が安心なのでは」と知名度で選ぶ方もいますが、一概に大手の会社が自分の不動産に適しているとは限りません。
不動産会社はそれぞれ得意とする不動産の種類やエリアが異なります。
また、査定額も不動産会社によって大きく異なるので、できるだけ複数の不動産会社に相談し、比較して検討することが大切です。
その際は、査定額だけでなく実績や評判・サービスなど総合的に比較するようにしましょう。
一括査定を利用すると、効率よく不動産会社の比較ができます。
イエウリでは、査定できる不動産会社に上限がなく、より多くの比較が可能です。
プロによる無料相談も受け付けているので、まずはお気軽にご相談ください。
いま不動産を売却すべきか分からない
売りたいとは考えていても、いま本当に売ってもいいのか悩むケースです。
悩みの内容
不動産売却は、大きなお金が動くうえに、自分の家を手放すという決断でもあります。
そもそも売っていいのだろうかと、タイミングで悩む方も多いです。
また、「今後値上がりするのでは？」と価格面で売り時に悩むケースもあります。
解決策
一般的に不動産を売却するよくある理由として、以下のようなものがあります。
- 転職や転勤
- 子どもの成長
- 老後の住み替え
- 離婚や相続
- 資金の都合
- ローン返済が難しい
まずは、なぜ売るのかの目的を明確にしておくと、売るべきかどうか判断しやすくなります。
例えば、ローン返済が難しいのであれば、すぐにでも売却を検討すべきでしょう。
しかし、子どもの成長に伴って売却を検討しているのであれば、家族全員で話し合うことで、「新しい家を購入するのか」「一旦、賃貸に移るのか」「購入するならマンションか戸建てか」「エリアはどこにするのか」など、次のステップが考えやすくなります。
なお、今後価格が上昇することはあまり期待できないため、売却の目的が固まり、少しでも高く売却したいと考えるのであれば、早めの売却がおすすめです。
遠方にある物件を売るのは大変だろうかと不安になる
遠方にある物件の売却で悩むケースも考えられます。
悩みの内容
遠方の実家を相 続し売却を検討する場合、すぐに行き来できない遠方にあることで売却が難しいのではと悩むケースは少なくありません。
内見や契約のたびに行き来するのが負担になりそう、不動産会社は現地で依頼すればいいのだろうかといった不安や悩みはよくあるものです。
また、遠方への転勤で先に新居に移ってから、住んでいた家を売却するケースでも同様のことに悩むケースもあるでしょう。
解決策
遠方の不動産でも、「代理人を立てる」「司法書士に依頼する」「持ち回り契約（不動産会社が買主・売主を別々に訪問して契約を行うこと）で売却する」といった方法なら現地での立ち合いなしで売却することが可能です。
内見については不動産会社に任せられるので、無理に立ち会う必要はありません。
とはいえ、可能であれば売却前の状況確認・売買契約時・引き渡し時は立ち会うことをおすすめします。
また、代理人や司法書士など、委任する相手は信頼できる人を選ぶことが大切です。
遠方の不動産売却は基本的に不動産会社に丸投げになるため、現地の情報に詳しく信頼できる不動産会社を比較しながら選ぶとよいでしょう。
不動産売却中によくある悩みや不安
次に、不動産売却中のよくある悩みや不安についてみていきましょう。
期限までに売れるか分からず不安になる
ようやく不動産の売却をスタートできても、次は「いつ」売れるのかが気になってくるものです。
悩みの内容
不動産売却はいつ売れるのか予測が難しいものです。
とくに、転勤など期限が決まっているケース や、すぐに現金化したいといったケースでは、いつ売れるのか分からずに不安を抱えるケースも少なくありません。
解決策
できるだけ早く売却するためには、計画的に売却を進めることが大切です。
一般的に売却では3ヵ月～半年ほど時間がかかるので、売りたい期限から逆算して余裕を持ったスケジュールを組むようにしましょう。
そのうえで、売れない場合の対策も検討しておく必要があります。
「3ヵ月売れなかったら値下げする」「半年売れなければ買取」というように、事前に値下げなどのタイミングを決めておくと、判断に迷う事なく実施でき、売却につながりやすくなります。
どうしても売却したい時期が決まっているなら、買取や買取保証付きの仲介を視野に入れるのもおすすめです。
内見予約が入らない
内見とは、買主候補者が実際に不動産を訪れて状態を確認することです。
不動産売却を大きく左右する大事なポイントでもあるため、内見で悩む方も少なくありません。
悩みの内容
内見での大きな悩みの1つが「内見予約が入らない」というものです。
基本的に不動産は内見して売却に進むため、そもそも内見予約が入らなければ売却にもつながらなくなります。
解決策
内見予約が入らない原因としては、以下のようなことが考えられます。
- 相場に対して高すぎる
- 不動産の状態が悪い
- 不動産会社のサポートが不適切
相場よりも高すぎる家は買主から避けられやすいため、相場を調べて価格が適正かチェックしてみましょう。
また、築年数が古い・立地が悪いといった条件が悪い不動産も避けられやすく、内見予約が入らない場合があります。
不動産に問題がなくても広告が適切ではない、対応が悪いなど不動産会社側に問題があるケースもあるでしょう。
まずは、内見が入らない原因をしっかり分析することが大切です。
問題点がはっきりすれば、適切な対策を講じることで内見予約が入る可能性があります。
内見予約は入るけど購入希望者が現れない
内見については予約が入らないだけでなく、予約が入っても悩むケースがあります。
悩みの内容
内見予約が入れば確実に売れるわけではありません。
内見までは問題なく進むのに、内見後に購入につながらないケースも少なくないのです。
とくに内見予約が入ると売主の期待も高まるため、購入につながらないことが続くと不安感が増してしまうでしょう。
解決策
内見後に購入につながらない原因としては、以下のようなことが挙げられます。
- 内見準備ができていない
- 当日の対応が悪い
- 広告の写真よりも実際の状況が悪すぎる
内見では、室内をよりきれいにし印象を良くすることが大切です。
徹底的な清掃や整理整頓は必須ともいえ、反対に清掃が行き届いていないと不動産に対する印象が悪くなり、購入に結び付きにくくなります。
また、売主の対応態度が適切ではない場合にも注意が必要です。
丁寧でない対応をとるのはもちろんNGですが、売りたいあまりしつこくアピールするのも避けられやすくなります。
「この売主なら安心して買える」と買主に思ってもらえる対応を心がけることが大切です。
なお、チラシやネットなどに掲載する写真をきれいに撮ることは大切ですが、実際とあまりに乖離していると写真を期待して現地に訪れた買主の印象は悪くなります。
写真を掲載する際には、不具合などを隠したりごまかしたりしないようにしましょう。
不動産売却時のよくあるお金の悩みや不安
不動産売却にはお金の悩みはつきものです。
お金の悩みや不安を解決せずに売却を進めてしまうと大きな損失につながる恐れもあるため、しっかり解決し納得して売却できるようにしましょう。
価格交渉にどう対応すればよいか分からない
不動産売却では、買主から価格交渉されることが多いです。
価格交渉の対応を誤ると、売れない・売れたけど損が出るといった恐れもあるので注意しましょう。
悩みの内容
買 主から価格交渉を受けた場合、「そのまま受けた方がいいのでは？」「どう返事すればいいのか分からない」と悩む方も少なくありません。
とくに長期間売れ残っていると、価格交渉に応じてすぐに売却したほうがいいのでは、と迷いやすくなるので注意しましょう。
解決策
価格交渉に応じるかどうかは売主で判断して問題ありません。
売り急いで安易に価格交渉に応じてしまうと、ローンが返済できないといった不都合が生じる恐れもあるので、慎重に対応することが大切です。
あらかじめ、資金状況やローン残高・相場などを踏まえて、いくらで売らないといけないのかのラインを決めておくと、価格交渉を受けても判断しやすくなります。
判断に悩む場合は、不動産会社にアドバイスをもらいながら決めるとよいでしょう。
不動産会社の査定額が正しいか分からない
査定額をもとに不動産会社選びを行うため、査定額についての不安も解消しておくことが大切です。
悩みの内容
査定額は不動産会社によって大きく異なります。
そのため、どれが正しい価格なのか分からないという方も多いでしょう。
また、査定数が少ないと価格を比較することなく売却に進んでしまうため、後からもっと高く売れたのに、となってしまう恐れもあります。
解決策
複数の不動産会社で査定を受けると、ある程度相場が見えてきます。
相場よりも極端に高い不動産会社に販売を任せることは、基本的にあまりおすすめできません。
相場よりも高値を付ける会社の中には媒介契約欲しさというケースもあり、仮に相場よりも高く売りだしても結局値下げが必要な可能性もあるのです。
査定額だけでなく、実績なども踏まえて不動産会社を選ぶようにしましょう。
また、査定額が正しいかを判断するために、自分でも事前に相場を把握しておくが大切です。
不動産取引に役立つ情報が載っている『不動産情報ライブラリ』で過去の取引価格を調べる、ポータルサイトで類似物件をチェックするなどで相場を調べてみるとよいでしょう。
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不動産売却資金で住宅ローンを完済できるか不安になる
不動産売却では住宅ローンの返済で悩むケースがあります。
悩みの内容
住宅ローン返済中であっても、売却時に住宅ローンが完済できるなら問題なく売却できます。
基本的には売却金で完済するケースが多いでしょう。
とはいえ、売却金は売買が成 立するまで確定しないため、売却金で完済できるか分からず不安を抱えるケースがあるのです。
解決策
売却を進める前には、正確なローン残債を調べ査定額や資金状況などから完済できるかを入念にシミュレーションすることが大切です。
十分余裕があれば問題ありませんが、ギリギリの場合はより綿密な計画を立てる必要があります。
不動産会社に住宅ローンを売却金で返済する旨を相談し、シミュレーションしてもらいながら売却計画を立てるようにしましょう。
売却後の税金がどのくらいかかるか分からない
不動産売却では税金についても理解しておく必要があります。
悩みの内容
不動産売却では、売却金が手に入る一方で、税金の支出もともないます。
税金の見積もりを曖昧なまま進めてしまうと、「思ったよりも手元に残らない」だけでなく、納税に対応できなかったり、ローンが返済できないという状況になりかねません。
解決策
売却でかかる税金について事前にシミュレーションしておくことが大切です。
不動産売却でかかる税金は主に以下の3つが挙げられます。
| 税金の種類 | 概要 | 目安額や計算方法 |
| 印紙税 | 売買契約書にかかる税金 | 目安額：1～10万円 ※売買価格に応じて異なる |
| 登録免許税 | 抵当権抹消登記をする 場合にかかる税金 | 不動産個数×1,000円 |
| 譲渡所得税 | 売却の利益にかかる税金 | 売却の利益×20.315% または39.63%※不動産の所有期間で税率が異なる |
印紙税は必ず課税され、登録免許税と譲渡所得税はケースによって課税が異なります。
とくに、譲渡所得税が課税されると100万円を超えるケースも珍しくないので注意が必要です。
査定額などからある程度シミュレーションできるので、事前に自分で計算してみるとよいでしょう。
税金の計算に不安があるなら、不動産会社や税理士などへの相談をおすすめします。
なお、不動産売却では税金以外にも仲介手数料や司法書士費用などの各種費用も必要です。
税金とあわせて諸経費までシミレーションしておくようにしましょう。
不動産売却における悩みや不安のおすすめの相談先
不動産売却は大きなお金の動く取引です。
悩みや不安はきちんと解消し、納得して売却を進められるようにしましょう。
不動産売却の悩みといっても、内容に応じて相談先が異なります。
以下では、不動産売却時の悩みを相談できる、代表的な相談先をご紹介します。
不動産会社
不動産会社は、売却活動や契約手続きなどの不動産売却を進めてくれます。
査定や売却活動、引き渡しなど不動産売却に関わる悩みであれば、不動産会社に相談するとよいでしょう。
また、相談先が分からないといったケースでも不動産会社に相談すれば適切な窓口を紹介してもらえる場合があります。
司法書士
不動産登記に関する悩みなら登記の専門家である司法書士が適しています。
所有権の移転登記や抵当権抹消登記の手続き、相続した物件の売却に関する悩みなどは司法書士に相談するとよいでしょう。
ただし、人間トラブルなどの悩みは司法書士では対応できないため、弁護士を検討することになります。
司法書士への依頼では報酬が発生するため、事前に確認するようにしましょう。
税理士
税金についての悩みであれば税理士が適切です。
売却後の確定申告や適用できる税金控除、税金の計算といった悩みで相談するとよいでしょう。
銀行
住宅ローンに関する悩みは、銀行に相談するとよいでしょう。
とくに、住宅ローン返済中の家を売却するケースでは、事前に相談しながらトラブルがないようにしておくことが大切です。
イエウリ
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イエウリの詳細はこちらまとめ
不動産の売却には悩みはつきものです。
また、不動産は一つひとつ異なるため、売却についての悩みも人それぞれです。
ここまで紹介した内容以外でも、悩んだり不安になったりすることが出てくるでしょう。
不動産売却の悩みは信頼できる不動産会社に相談するのが適切です。
まずは信頼できる不動産会社を見つけ、不安を解消し、満足いく売却を目指せるようにしましょう。
