古い家がある状態で、土地を持っているのですが…。そのまま売るべきか、更地にして売るべきか、思案しています。
「古家付きの土地」ですね。古くても家があればすぐに住めますし、家を建てたときのイメージもしやすいです。そして、家が建っている方が、土地の固定資産税も安くなるので、メリットはいろいろとあります。
そのまま住んでもらえるならいいですが、結構古い家なので…。解体するとなったら、買主にとっては手間になりますよね?
買主が新築の家を建てようとしているなら、解体費用分の値引きを要求することもあります。あとは、ボロボロの家とはいえ、住宅を売るとなったら瑕疵(=欠陥)に対して負うべき責任もありますね。
更地にして売った方がお得なのは、どんなケースですか?
交通の便が良い土地、早めに売却が見込める土地ですね。その理由とあわせて説明していきますね!
古家付き土地で売るメリット6つ
販売上は無価値とされる古家ですが、あえて家を残したままで売却するとどうなるのでしょうか。
まずは買主側の立場から、どんなメリットがあるのか見ていきましょう。
メリット①すぐに住むことができる
直前まで売主が居住していた家であれば、買主は契約後すぐにその家に住むことが可能になります。
転勤による急な引越しや以前住んでいた家を売却した場合でも、仮住まいを経ることなく入居できるので、費用面の節約になります。
メリット②新築したときのイメージができる
更地だと、実際に家を建てた際の状況がイメージしづらい面があります。
しかし、古家があると、いわば原寸大の模型があるようなもの。
取り壊して新築物件を建てる場合も、家からの見晴らしや日当たりの状況等を自分の目で確認することができます。
メリット③住宅ローンを融資してもらえる
更地を購入する場合は、住宅ローンは融資してもらえません。
融資してもらえるのは、家の設計が完了して、施工会社と工事請負契約を締結した段階ですので、まずは土地の購入に必要な代金を「つなぎ融資」で用意するといったプロセスを経る必要があります。
古家付きの土地だと住宅ローンの融資対象になりますから、資金繰りの面でも購入できる条件が整います。