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災害リスクの高さは地名でわかる?危険な土地の見分け方を解説します

安心して長く暮らすには、土地の安全性も大切です。

その土地にどのような災害リスクがあるか知っておくと、購入判断やリスクへの備えをしやすくなります。

土地にどのような災害リスクがあるかは、地名から分かる場合があります。

この記事では、地名と災害リスクの関係性や見分け方について詳しく解説します。

このページの目次
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災害リスクの高さが分かる地名とは?

日本では、地震や台風など毎年のようにさまざまな災害が発生しており、いつ・どこで自然災害が発生してもおかしくありません。

自然災害に強い住まいで安心して暮らすためには、その土地にどのような災害リスクがあるかを理解しておくことが重要です。

災害リスクを知る方法としては、自治体が発行するハザードマップが一般的ですが、地名から災害リスクを読み取れる場合もあります。

苗字に起源や由来があるように、土地の名前にも意味や背景があるのです。

土地に名前が付いた時期やその由来はさまざまですが、以下のような要素で付けられているケースが多いようです。

  • 地形
  • 方角
  • 信仰
  • 人物や職業
  • 歴史的背景
  • 自然災害

たとえば、水に関連する漢字が使われている地名は、現在またはかつて池や沼、川など水が豊富に存在していた場所である可能性があります。

それと同時に、地盤の弱さや水害リスクの恐れがあることも考えられます。

このように、地名にはその土地の歴史が表れており、災害リスクを考える上でのヒントが含まれていることがあるのです。

以下では、「水害」「土砂崩れ」「その他災害」に分けてリスクのある地名を解説します。

水害の可能性がある地名

水害の可能性がある地名

地名にサンズイや水に関連する漢字が使われている場合、その土地は水と深く関わっていた可能性があります。

川が近くにあれば氾濫による洪水リスクが高くなり、かつて川や沼、湿地だった場合でも地盤が弱い恐れがあるでしょう。

また、直接水に関連する漢字でなくても、響きが意味を持っているケースや、水辺に住む植物や生き物の漢字が使われているケースもあります

代表的な水害の可能性がある地名を、以下で詳しくみていきましょう。

川の合流地・低湿地

川の合流地や低湿地に関連する地名でよく使われる漢字には、以下のようなものがあります。

川・沢・泉・沼・洲・瀬・波・流・溝・池

川の合流地や低湿地は、河川の氾濫による災害リスクが高くなります。

とくに、「大川」といったように大きな川に関連する名前の場合はリスクが高まりやすいので、ハザードマップをチェックするようにしましょう。

埋立地

埋立地で使われやすい漢字は以下のとおりです。

梅・馬

梅(うめ)や馬(うま)は埋め・埋まるという響きから用いられているケースがあります。

埋立地はかつて河川や沼であったことから、地盤が軟弱になりがちです。

地盤が弱いと地盤沈下などのリスクもあるので、事前に地盤調査を行って適切な対策を講じるようにしましょう。

川の蛇行や決壊

川の蛇行や決壊のリスクがある土地では、以下のような漢字が用いられているケースがあります。

江・袋・竜・龍・深・鶴・隈・熊

竜や龍は、水神である龍が暴れたような激しい災害が起こったことがある地域で用いられやすい漢字です。

また、熊や隈は曲(クマ)、鶴は水流(つる)や鶴の首のように曲がったことが由来となっていると考えられます。

土砂崩れの可能性がある地名

土砂崩れの可能性がある地名

谷や崖などの漢字は傾斜が急な土地で使われやすく、大雨などで地盤が緩むと土砂崩れのリスクが高まります。

また、過去に土砂崩れがあったことに由来する漢字もあり、そのような土地も注意が必要です。

以下では、土砂崩れの可能性がある地名で使われる漢字についてみていきましょう

谷や傾斜地

谷や傾斜地で使われやすい漢字は以下のとおりです。

窪・久保・駒・蛇・滝・端・谷・桜・柳・猿・柿・倉・椿

桜は裂ける、柿は欠く、猿はさらすやズレるが由来というように、一見すると谷や傾斜地とは関係ないような漢字も多く用いられています

谷や傾斜地を示す漢字が使われている地名は、急な地形であることから土砂災害や崖崩れなどのリスクが高くなる恐れがあります。

周囲の地盤の強度や傾斜などを事前に調べて対策を講じましょう

崩壊地形

崩壊地形とは、地すべりや地盤のゆるみなどの崩壊によってできた地形です。

崩壊地は地盤が不安定で、さらに大雨で徐々に崩壊し土石流化するリスクがあります。

崩壊地形で用いられやすい漢字には以下が挙げられます

牛・蟹・呉・黒・草・猿・森・垂・傾・崩・峡

牛は昔の言葉で「憂(う)し」の意味から、崩壊地や氾濫地など不安定な土地で使われるケースがあります。

また、クル・クレ・クロの読みを持つ漢字も、「刳る(クル/えぐる)」から崩壊地で使われやすい漢字です。

その他災害リスクがある地名

その他災害リスクがある地名

その他災害リスクのある地名に関する漢字をみていきましょう。

液状化

液状化とは、地震の揺れによって地層が液体状になる現象です。

地盤が液状化すると、水よりも比重が重い建物は沈んだり傾いたりし、反対に、下水道のマンホールなど比重が軽いものは浮かび上がります。

とくに木造住宅は重量があり基礎が浅いので、地震による液状化の影響を受けやすい点に注意が必要です。

液状化が起きやすいのは、地下水位が高く、ゆるく堆積した砂地盤で、埋立地や、土壌が乾燥した干ばつ地、旧河道(元は川が流れていた場所)などが挙げられます。

そのため、以下のような漢字が使われている土地はリスクがあることが考えられます

梅・田・窪・緑・鮎

鮎は揺く(アユク)に由来し、平地であれば地震災害が起きやすい土地で用いられるケースがあります。

また、緑も埋立地や造成地を示すケースがあり、新しく造られた住宅地などで用いられていることがあるので注意しましょう。

津波や高潮

津波や高潮被害は、海に近い低地で起こりやすい災害です。

そのような地域や、過去に津波や高潮被害があった土地では、以下のような漢字が用いられることがあります。

浦・江・女・津・浜・潮・釜・鎌

釜や鎌は、削れて土地がなくなるという意味を由来として、津波などで土地が深く削られた地域で用いられる漢字です。

また、カモ・カメなどの読みを持つ漢字も、カマと同じ意味で用いられます。

女は、荒々しい波を意味する男波(オナ)が由来となり、津波被害を受けた土地で用いられている可能性があります

新興住宅地は過去の地名を調べよう

古くからある地名が、そのまま今も使われているとは限りません。

途中で漢字が変更されているケースや、自治体の合併などで昔の地名が消滅し、新しく名前が付けられるケースは珍しくないのです。

また、新興住宅地は開発した会社が地名を命名しているケースも多く、以前の地名とは大きく変わっている可能性もあります

イメージを払拭するために改名されている可能性がある

過去の災害のイメージをなくしたい場合や、これから住む人にいいイメージを持ってもらいたいといった理由で、漢字や地名を変えてしまうケースは多いものです。

たとえば、「○○丘」や「○○台」などは新興住宅地でよく用いられる漢字ですが、以前の地名ではイメージがよくない・ブランド化したいといった理由で、地名が新たにつけられます。

地名が途中で変わっている場合、過去の地形や災害とは関係ない地名になっているので注意しましょう。

旧地名を調べる方法

旧地名は、古い地図を見れば分かります。

地域の図書館や、国土交通省の機関である国土地理院のサイトなどで調べてみるとよいでしょう。

また、自治体で地歴関係の資料を自由に閲覧できるスペースを設けているケースもあるので、利用できるかチェックしてみるのもおすすめです。

まとめ

地名にはさまざまな由来があり、そのなかには自然災害のリスクを示しているものも多くあります。

地名はその土地の歴史や安全性を測る1つの材料になるので、チェックしてみるとよいでしょう。

ただし、ここまで紹介してきた漢字は必ずしも災害リスクを示しているわけではありません。

同じ漢字にもさまざまな意味や由来があり、災害とは関係ない地名もあります。

地名だけで判断するのではなく、ハザードマップや地盤調査なども活用して災害リスクに備えるようにしてください。

国土交通省が運営する「不動産情報ライブラリ」では、地図から各災害発生時の危険度などを調べることができるので、活用してみましょう。

執筆者
逆瀬川勇造
逆瀬川勇造

明治学院大学卒。地方銀行勤務後、転職した住宅会社では営業部長としてお客様の住宅新築や土地仕入れ、広告運用など幅広く従事しました。2018年よりP.D.Pを設立。WEBを通して不動産に関する問題解決を目指します。 保有資格:宅建士、FP2級技能士(AFP)、住宅ローンアドバイザー、相続管理士

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