家を購入した後、思わぬ転勤を理由に持ち家を売却することになった場合、どのような流れで手続きを進める必要があるのでしょうか?
本記事では、持ち家を持つ方が転勤になった場合の家を売る流れや注意点について、賃貸や空き家にしておくメリット等も含めながら解説していきます。
転勤で持ち家を売却する場合の流れ
まずは転勤を理由に家を売却することになった場合の流れを見ていきましょう。
売却査定~媒介契約
不動産会社に売却査定を依頼し、査定額の提示を受け、気に入った会社と媒介契約を締結します。
査定額は不動産業者によって変動します。このため、複数の会社に査定をしてもらってから信頼できる一社を選ぶことをおすすめします。
一括査定サイトや「イエウリ」を利用すれば、ご登録いただいた物件情報を基に1週間ほどで複数の不動産業者からの机上査定額を受け取る事ができるため、売却活動をスムーズに進めることができます。
机上査定の結果から不動産会社を絞り込んだら今度は不動産会社の担当者と日程を合わせ、実際に現地で訪問査定を受けます。
査定日には、登記簿謄本など売却する持ち家に関する書類を一式用意しておくとスムーズです。
不動産会社による売却活動
媒介契約を締結した後、不動産会社による売却活動が行われます。
できるだけ早く売却することを考えているのであれば、不動産会社の担当者が売買活動中、いくらまで値引きしてもよいかをあらかじめ決めておくと決めやすくなります。
なお、広告活動や内見案内等は不動産会社が全て行ってくれるため、この間は売主は特にやることがありません。
ただし、内見の日までに物件を徹底的に清掃しておくようにしましょう。
条件交渉~売買契約
売却活動の結果、購入希望者が見つかったら価格や日付などの条件交渉を行います。
できるだけ早く売却したいのであれば、あまり厳しい条件を要求しないことが大切です。
ただし、早く売却したいばかりに不利な条件での売買契約となってしまうこともあるため、ある程度見極める目は必要です。
条件がまとまれば売買契約を締結します。
なお、売買契約は現地で立ち会うのが原則ですが、やり方によっては遠方からでも売買契約を結ぶことはできます。
遠方から売買契約する方法については後程詳しく解説します。
住宅ローン決済~引き渡し
売買契約締結後、買主の住宅ローン審査~決済、引き渡しとなります。
なお、決済は売主と買主、それぞれの司法書士や仲介会社が集まって手続きします。