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建売 or 注文住宅どっちが良いか迷う!メリット・デメリットを比較しよう

新築で一戸建てを買う際の選択肢には、建売住宅か注文住宅かという2種類があります。

建売と注文住宅では、価格差が大きいことからどちらがいいか悩む方も多いでしょう。

どちらが適しているかは家づくりに何を重視しているかによっても異なりますが、それぞれのメリット・デメリットを押さえておくことも重要です。

この記事では、建売と注文住宅の違いやそれぞれのメリット・デメリット、適している人について分かりやすく解説します。

このページの目次
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建売住宅と注文住宅どちらがおすすめ?

建売住宅と注文住宅では特徴が異なるので、それぞれの特徴を理解する必要があります。

ここでは、建売住宅と注文住宅の基本を押さえていきましょう

建売住宅とは

建売住宅とは、土地と建物がセットで販売されている住宅です。

一般的には、不動産会社などが所有する広大な土地を、複数の区画に分譲して建物を建築して販売されます。

建築済だけでなく建築前・中から販売しているケースもありますが、建築前であっても建築プランなどはすでに決まっているケースがほとんどです。

なお、分譲地に建てられる住宅は分譲住宅と呼ばれることもありますが、建売住宅と分譲住宅はほぼ同じ意味となります。

注文住宅とは

注文住宅とは、設計や間取り・内外装などすべて自分で決めてつくる住宅です。

土地はすでに所有しているか購入するなどして、別途自分で用意する必要があります。

また、注文住宅には、すべて自分で決めるフルオーダーと、ある程度決められたプランから選ぶセミオーダーの2種類があります

それぞれの特徴を把握して比較することが大切

住宅金融支援機構の「2023年度フラット35利用者調査 」によると、利用者のうち建売住宅が20.45%、土地付きを含めた注文住宅が44.2%と、注文住宅が多い傾向にあります1

とはいえ、建売住宅と注文住宅のどちらがいいかは、個々の家づくりのニーズや予算・希望の立地などによって異なります。

また、それぞれの異なる特徴によりメリット・デメリットも違ってくるため、それらも踏まえて慎重に検討することが大切です。

以下では、建売住宅・注文住宅のメリット・デメリットを詳しく解説するので、参考にしてください。

建売住宅のメリット

建売住宅のメリット

建売住宅のメリットは、以下の3つです。

  • 低コストで購入しやすい
  • 実際に間取りを確認できる
  • すぐに住める

それぞれ見ていきましょう。

低コストで購入しやすい

建売住宅は規格が決まっている分、材料の大量一括仕入れや打ち合わせにかける人件費、事務作業費の費用が少ないなどでコストが抑えられます。

そのため、注文住宅よりも低コストで購入が可能です。

フラット35利用者調査による2023年度の不動産種別所要資金は、以下のようになります。

所要資金
土地付注文住宅4,903万円
注文住宅3,863万円
建売住宅3,603万円

土地込みで考えると、建売住宅は土地付きの注文住宅よりも1,000万円以上所要資金が軽減されています。

購入額が大きく下がれば住宅ローンの借入額も下がるので、頭金や年収が少なくても購入しやすくなるでしょう。

実際に間取りを確認できる

建売住宅はすでに完成された状態で販売されているので、内部まで確認したうえで購入できます。

注文住宅の場合、間取り図や完成予想図などである程度イメージはできますが、建物が完成するまで正確な状態が把握しにくいので購入後に「違った」となりかねません。

その点、建売住宅は実際に家の中に入って生活イメージを付けやすいので、購入後に違ったとなりにくいでしょう。

ただし、家の内部だけチェックして購入を決断するのはおすすめできません。

建売住宅は立地も選べないため、周辺環境が適しているのかまでしっかりチェックすることが大切です。

住んでみると陽当たりが悪かった、生活設備が近くにないというケースも多いので、住む環境についても注意するようにしましょう。

すぐに住める

完成済みで販売されている建売住宅なら、購入後短期間での入居が可能です。

契約後住宅ローンを組めば入居できるので、入居希望日まで時間が短くても対応しやすくなります。

注文住宅の場合、一般的に入居まで8か月から15か月ほど時間がかかり、こだわりが強く打ち合わせに時間がかかる、資材の入荷が遅れているなどではより時間もかかってきます。

完成まで時間がかかると、入居希望日に間に合わない可能性もあるでしょう。

とくに、4月の入学までに間に合わせたいなど希望日が迫っている場合は、建売住宅のメリットが大きくなります。

建売住宅のデメリット

建売住宅のデメリット

建売住宅のデメリットには以下の3つが挙げられます。

  • 間取りや設備の自由度が低い
  • 建築工程を確認できない
  • 無難な間取りになりやすい

それぞれ見ていきましょう。

間取りや設備の自由度が低い

建売住宅は建築済で販売されているので、間取りや設備に希望を反映できません。

建築前に販売されている物件でも、基本的には建築プランがすでに決まっているので、多少の希望が反映できたとしても、ほとんどはプラン通りに建築されます。

最新の設備や、家族のニーズに合わせた間取りといった細かなカスタマイズはできないので注意が必要です。

間取りや設備に希望がある場合は、条件を洗い出して一致する建売住宅を選ぶ必要があるでしょう。

建築前ならある程度自由にカスタマイズできる建売住宅も増えているので、そのような物件を視野に入れるのもおすすめです。

建築工程を確認できない

既に建築されているので、建築工程を見ることはできません。

工法や使用された資材・基礎や梁などの見えない部分の施工状態や品質がチェックできないので、施工の質が高く信頼できる業者であることが重要です。

また、建物だけでなく土地の状態もチェックできないので、購入前には地盤調査・改良の結果などもチェックしましょう。

無難な間取りになりやすい

建売住宅の間取りは、基本的に万人受けする間取りを採用しています。

万人が使用しやすい間取りを採用しているので、使い勝手が悪いということはないでしょう。

しかし、必ずしも自分の家族が使いやすい間取りとは限りらないので、導線や使い勝手も確認しておくことが大切です。

また、間取りだけでなく外観などのデザインも規格化されています。

分譲地で周囲に同じハウスメーカーの建売住宅が並ぶと、見た目がすべて一緒というケースもあるので、見た目に個性を求める人には物足りないでしょう。

注文住宅のメリット

注文住宅のメリット

注文住宅のメリットとしては以下の3つが挙げられます

  • 間取りや設備の自由度が高い
  • 省エネ性能など自分に合った性能を選べる
  • 土地の選択肢が豊富

それぞれ見ていきましょう。

間取りや設備の自由度が高い

注文住宅は、間取りや内外装・設備など自分の希望に沿って決めていくので、建売住宅にはない家づくりの自由度の高さがあります。

家族に合わせた間取りや最新の設備、希望のデザインや素材など、細部までこだわりを反映できるので、理想の家を実現しやすくなるでしょう。

省エネ性能など自分に合った性能を選べる

間取りや設備同様、住宅性能についても自分の希望のレベルで家づくりが可能です。

省エネ性や断熱性・耐震性などの住宅性能は、安心して快適に過ごすうえで重要になってきます。

たとえば、安心して暮らすために耐震性を基準より高くしたい、断熱性を高めて夏涼しく冬暖かい家にしたいなども可能です。

土地の選択肢が豊富

注文住宅は土地選びから自分で行うので、立地の希望も実現しやすくなります。

立地は住環境を左右する重要なポイントです。

周辺環境や利便性、日当たりなども考慮して土地を選ぶので、自分の希望の住環境を叶えやすいでしょう。

相続などですでに土地を所有しているなら、土地購入費を抑えられる点も大きなメリットと言えます。

注文住宅のデメリット

注文住宅のデメリット

注文住宅のデメリットは以下の3つです。

  • 住むまでに時間がかかる
  • たくさん打ち合わせする必要がある
  • 高額になりやすい

それぞれ見ていきましょう。

住むまで時間がかかる

先述のとおり、注文住宅は家に入居できるまでに8か月~15か月ほど時間がかかります。

また、施工期間中の天候など予測できない事態で工期が伸びる可能性も高いものです。

たとえば、4月の子どもの入学に合わせようと思っていても間に合わずに、入居時期が遅れて途中で転校が必要になるというケースは珍しくありません。

入居希望日が決まっている場合は、余裕をもってスケジュールを組むだけでなく、万が一間に合わない場合の対応も検討しておくようにしましょう。

たくさん打ち合わせする必要がある

間取りや設備をすべて自分で決められる自由度の高さがある反面、すべてを自分で決めるので時間がかかります。

注文住宅の打ち合わせ回数は一般的には10~25回ですが、こだわりが強いなどでなかなか決まらないとそれ以上になってきます。

とくに、間取りを決めるまでは打ち合わせが多く、毎週末打ち合わせとなることもあるので、スケジュールが確保できるかを検討しましょう。

高額になりやすい

注文住宅は自由度が高いですが、こだわればこだわるほど価格は高くなります。

家族の希望をすべて詰め込んだ結果、予算オーバーになってしまったというケースは少なくないでしょう。

また、価格が高い分住宅ローンの借入額も上がる為、審査が厳しくなる・返済の負担が大きいといったデメリットも生じやすいので注意が必要です。

注文住宅を検討する場合は、事前に返済計画までシミュレーションして予算を明確にすることが重要です。

建売 or 注文住宅向いている人の特徴

では、建売住宅と注文住宅のどちらが向いているのでしょうか?

ここでは、それぞれに向いている人の特徴を解説します。

建売住宅に向いている人の特徴

建売住宅 に向いている人の特徴

建売住宅に向いている人の特徴には、以下が挙げられます。

  • 家の購入費はできるだけ抑えたい
  • すぐに入居したい
  • 家づくりにそれほどこだわりがない
  • 打ち合わせなど家づくりの手間をあまりかけたくない
  • 土地を持っていない・土地探しに時間をかけたくない

建売住宅は注文住宅よりも価格が安くなるので、できるだけ家にお金を掛けたくないという人におすすめです。

また、すぐに入居したい・家づくりの手間をかけたくない人にも適しているでしょう。

ただし、建売住宅は間取りや設備などの自由度がほとんどないため、家づくりへのこだわり度によっても向いているかが変わってきます。

間取りやデザインなどにそれほどこだわりがないなら、建売住宅でも満足いく生活をしやすいでしょう。

注文住宅に向いている人の特徴

注文住宅 に向いている人の特徴

注文住宅に向いている人の特徴には、以下が挙げられます

  • 家づくりに強いこだわりがある
  • 土地を持っている
  • 家づくりに時間や手間をかけられる
  • 個性のある家がいい
  • 家づくりの予算が十分ある

注文住宅は一からすべて決められるので、理想の家の実現が可能です。

家族に合わせた間取りにしたい・個性的な家にしたいなどのこだわりが強いなら、注文住宅が適しているでしょう。

注文住宅は一から決めていくので、打ち合わせも多く完成まで時間や手間がかかります。

そのため、手間や時間をかけられるかも考えておくようにしましょう。

また、こだわりを実現できる分、建売住宅よりも価格が高くなりがちです。

事前に予算を明確にする・返済シミュレーションするなど、資金計画はより入念に立てておくようにしましょう。

まとめ

建売住宅には、価格を抑えて購入できる・すぐに入居できるなどのメリットがある反面、自由度の低さや建築工程をチェックできないなどのデメリットがあります。

一方、注文住宅は自由度が高くこだわりを実現できますが、価格が高くなりやすく家づくりの時間や手間がかかる点には注意が必要です。

どちらが適しているかは、家づくりに求めるものによって異なってきます。

自分や家族の理想を話し合ったうえで、満足いく家を購入できるようにしましょう。

▼関連記事:家を買うときにまずやることは?

1.
参考:住宅金融支援機構「2023年度フラット35利用者調査」
執筆者
逆瀬川勇造
逆瀬川勇造

明治学院大学卒。地方銀行勤務後、転職した住宅会社では営業部長としてお客様の住宅新築や土地仕入れ、広告運用など幅広く従事しました。2018年よりP.D.Pを設立。WEBを通して不動産に関する問題解決を目指します。 保有資格:宅建士、FP2級技能士(AFP)、住宅ローンアドバイザー、相続管理士

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