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建売住宅の購入で後悔するケースとは?よくある事例と対策を解説

家は、一生の中でも大きな買い物になるので、購入後に後悔しても取り返しがつきません。

建売は注文住宅にはない魅力がある反面、購入に後悔するケースもあるので、どのような点に後悔しているのかを理解しておくことが大切です。

この記事では、建売住宅購入で後悔するよくある7つの事例と、その対策を詳しく解説します。

このページの目次
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建売住宅の購入で後悔するよくある事例1:住宅設備のグレードが低い

住宅設備のグレードが低い

建売住宅では、水回り設備や内外装などの住宅設備のグレードが低く、住んでから使い勝手が悪いなどで後悔するケースがあります。

理由と背景

建売住宅では、販売価格を抑えるために、住宅設備が必要最低限でグレードも低めに設定されているケースが一般的です。

たとえば、型式の古い設備や、機能性に乏しい設備などを使っていることもあります。

一方で、人気の高い設備や最新の高性能な設備が用いられているケースはあまりないでしょう。

設備の有無やグレードは、日常的な使い勝手だけでなくメンテナンス性にも関わってくるものです。

耐久性が低ければ交換頻度が高くなり、その分トータルのメンテナンスコストも高くなります

購入時の初期費用を抑えられても、トータルの支出が大きくなる恐れがある点には注意しましょう。

対策

購入時に住宅設備の有無やそのグレード、またメンテナンス性まで確認しておくことが大切です。

建売住宅などは、建築中でもオプションでグレードを変更できるケースもあるので、相談してみるのも1つの対策となります。

ただし、オプション追加は費用が割高になりやすい点には注意しましょう。

建売住宅の購入で後悔するよくある事例2:施工の質が悪い

施工の質が悪い

建売住宅では、施工の質が悪く住んでから欠陥が見つかったり、不具合が生じたりするケースもあります。

代表的な欠陥や不具合には以下のようなものがあります

  • 雨漏りしている
  • 断熱材が適切に使用されていない
  • 基礎や外壁にひびがある
  • 床が傾いている
  • 窓やドアの開閉がしにくい

すべての建売住宅が施工の質が悪いわけではないですが、業者によっては質が悪い可能性があるので注意が必要です。

理由と背景

注文住宅であれば、施工状況を適宜チェックすることが可能ですが、建売住宅は建築済の状態を確認するため、内部の状態が分かりません。

もちろん、施工不良のリスクは注文住宅にもありますが、施工状況をチェックできない不安は建売住宅の方が大きくなります。

また、建売住宅ではコスト削減のために人員を減らしたり、手抜き工事が行われているケースもあるので、注意しましょう。

対策

住宅会社によっては、施工中の写真などを用意しているケースもあるので、施行写真や検査状況などを確認することが大切です。

家の不具合に不安がある場合は、購入前にインスペクションを行うのもよいでしょう。

インスペクションとは、第三者の専門家が住宅の状態を診断するもので、家の状態を正確に把握できるため、安心して住みやすくなります。

ただし、購入前のインスペクションを嫌がる住宅会社もいるので、実施する場合は購入を検討している意思表示を行い、慎重に交渉することが大切です。

建売住宅の購入で後悔するよくある事例3:無難なデザインになりやすい

無難なデザインになりやすい

建売住宅では見た目や間取りが無難になりやすいため、個性を求める人や家族に合わせた間取りを希望している人は合わずに後悔するケースがあります。

理由と背景

建売住宅は不特定多数をターゲットにしているため、基本的に万人受けするデザインや間取りが採用されています。

一般的には、その注文住宅会社でよく売れているデザインになるケースが多いでしょう。

とくに、分譲地など近隣に同会社の建売住宅が並ぶと、似たようなデザインが並ぶことも珍しくはありません

対策

デザインや間取りは、建築前であればオプションで多少変更できる可能性がありますが、基本的には変更できません。

そのため、事前に自分や家族のニーズや好みに合っているかを見極めておくことが重要です。

デザインや間取りにこだわりがなく、気に入っているなら問題はありません。

近隣に似たようなデザインの建売住宅がある場合は、実際に見てみて、自分の好みとあっているか確認するとよいでしょう。

建売住宅の購入で後悔するよくある事例4:陽当たりが悪い

陽当たりが悪い

内覧時は陽当たりがいいと感じたのに、実際に住んでみると陽当たりが悪かったというケースもあります。

陽当たりが悪いと、洗濯物の乾きが悪くなる、部屋がジメジメしやすい、寒いなど、生活面や健康面だけでなく気持ちにも影響しやすいので注意しましょう。

理由と背景

建売住宅を内覧するのは基本的に晴れた日の日中であるため、そのときは陽当たりがよく感じられます。

しかし、実際の陽当たりは季節や時間によって大きく変わるので、内覧した時間帯以外は陽当たりが悪いというケースも珍しくないのです。

また、住宅会社によっては採光性を重視していないこともあり、なかには新人の担当者がプランを組んだことで、経験不足から採光性が不十分な住宅になってしまう場合もあります

オプションによっては窓を大きくしたり増やすことも可能ですが、窓の変更は高額になりやすいので注意しましょう。

対策

陽当たりをチェックする場合、できれば複数日・時間帯を変えて確認することをおすすめします。

また、晴れた日だけでなく曇りの日の採光を確認することも大切です。

違う時間帯でチェックすれば、陽当たりだけでなく周辺環境の変化も確認でき、より安心して生活しやすくなります。

隣地が更地というケースでは、今後高い建物が建つと陽当たりが悪くなる恐れもあるので、建築予定があるかどうかも確認するとよいでしょう。

建売住宅の購入で後悔するよくある事例5:照明やコンセントの配置

照明やコンセントの配置

照明やコンセントが必要な位置と数で配置されていないと、部屋が暗い、家電が使えないなどの不都合が生じやすくなり後悔するケースがあります。

理由と背景

注文住宅では照明の位置や種類、コンセントの位置や数は希望を反映して決められます。

一方、建売住宅はあらかじめ決められたプランで配置されるので、個々の希望は反映されません。

一般的なニーズを満たす配置にはなっているので、極端に不自由することはないでしょう。

しかし、照明やコンセントの配置のニーズは住む人によって異なるので、一般的な配置であっても自分と合うとは限りません。

たとえば、キッチンで家電を多く利用しようと思ってもコンセントが足りない、仕事用にコンセントが多く必要というケースで、不都合を感じる恐れもあります

対策

事前に照明とコンセントの配置を確認し、不足がないかチェックしておくことが大切です。

また、コンセントは位置によっては家具を配置すると隠れるというケースもあるので、家具の配置もイメージしながら確認するようにしましょう。

建築前や途中での購入であれば、希望を反映できる可能性もあるので相談するのもおすすめです。

建築後は、配線次第で追加できるケースとできないケースがあります

建築後で購入する場合は、追加できるのかを合わせて確認しておくとよいでしょう。

建売住宅の購入で後悔するよくある事例6:後から近くに似たデザインの住宅が建った

後から近くに似たデザインの住宅が建った

建売住宅はデザインが無難になることから、近隣に似たようなデザインの家が建つ恐れがあります。

とくに、分譲地では隣とほぼ同じデザインというケースもあるので、デザインにこだわりがある、被りたくないといった人は家に愛着がわかずに後悔する恐れがあるでしょう。

理由と背景

建売住宅は、建築コストを抑えるために同じプランで複数の住宅が提供されるので、基本的にデザインも似通ってきます。

また、デザインにオリジナリティが強すぎると買い手が限定される恐れがあるので、一般的には無難なものになりがちです。

とくに大規模な住宅地では、同じ住宅会社が複数の区画を提供することから、近隣に似たようなデザインが立ち並ぶケースも珍しくありません

対策

大規模分譲地で建売住宅を購入する場合は、すでに建っている近隣の家のデザインを事前にチェックしておくことが大切です。

また、建築されていない区画についても、残りの区画数や今後似たデザインの住宅が建つ可能性があるかを確認しておくとよいでしょう。

そのうえで、近隣に似たデザインの家が建った場合に自分が気にならないか、納得できるかを考えておくことが重要です。

建売住宅の購入で後悔するよくある事例7:追加工事費用が高くなった

追加工事費用が高くなった

建築前の建売住宅を購入する場合、オプションで住宅設備などを交換できるケースがあります。

しかし、オプションをつけることで追加工事費が発生し、トータルの費用が注文住宅とそれほど変わらなかったと後悔するケースもあります。

また、標準仕様だと思っていたらオプションだったというケースもあるので注意しましょう。

理由と背景

建売住宅の標準仕様でどこまで設置されているかは、住宅会社によって異なります。

バスやキッチン・トイレは標準仕様であるケースが一般的ですが、カーテンレールや網戸などはオプションになるケースも珍しくありません。

さらに、標準仕様で設置されているものは、コスト削減のために低グレードである点にも注意が必要です。

そのため、グレードを上げるためや標準仕様では足りない設備を追加することで、追加工事費が発生しトータルの費用が高額になり恐れがあります。

また、建築後に設備を追加するケースでは、建築前に追加するよりも費用が割高になる点にも注意が必要です。

対策

建売住宅では、どこまでが標準仕様でどこからがオプションなのかを詳細にチェックすることが大切です。

そのうえで、費用を抑えるにはできるだけ標準仕様のグレードで満足できるようにする必要があります。

ただ、標準仕様では使い勝手が悪い・メンテナンス性が悪いというケースもあるので、標準仕様の細かい情報も確認することが大切です。

標準仕様をどうしても変えたいという場合は、予算を明確にしたうえでここぞというポイントに絞って追加すると、予算オーバーを防ぎやすくなります。

建売住宅では、住宅設備にこだわればこだわるだけ建築コストは高くなり、注文住宅とそれほど変わらないというケースもあります。

住宅設備やデザインにこだわりがある場合は、注文住宅を検討するのもよいでしょう。

▼関連記事:建売 or 注文住宅どっちが良いか迷う!メリット・デメリットを比較しよう

まとめ

建売住宅は、設備のグレードを抑えているなどでコストカットが図られています。

そのため、設備のグレードの低さや無難なデザインなどに不満を抱き、後悔するケースがあります。

オプションや建築後の追加などで変更できる可能性もありますが、その場合はコストが高くなる点に注意が必要です。

一方、デザイン性や設備にこだわりがなければ、注文住宅よりも安く購入できるという魅力があります。

注文住宅のような自由度の高さはないので、自分や家族のニーズに合っているかを慎重に見極めたうえで、購入を検討することが大切です。

執筆者
逆瀬川勇造
逆瀬川勇造

明治学院大学卒。地方銀行勤務後、転職した住宅会社では営業部長としてお客様の住宅新築や土地仕入れ、広告運用など幅広く従事しました。2018年よりP.D.Pを設立。WEBを通して不動産に関する問題解決を目指します。 保有資格:宅建士、FP2級技能士(AFP)、住宅ローンアドバイザー、相続管理士

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